(仮訳)ヨーロッパ新産種、Peltigera wulingensis
Haugan, R. & Timdal, E. 2019. Peltigera wulingensis new to Europe. Graphis Scripta. http://nhm2.uio.no/botanisk/lav/Graphis/31_6/GS_31_47.pdf [Accessed October 19, 2019] 【R3-06691】2019/10/19投稿

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3行まとめ

ノルウェー、オップラン県からPeltigera wulingensisをヨーロッパ新産種として報告した。
本報告は全世界から5番目の報告であり、川辺の石灰岩上のコケに発生していた。
本種との同定は形態、地衣成分、およびITSバーコードに基づき確かめられた。

(ヨーロッパ、北欧、ノルウェー新産種)

Peltigera wulingensis L.F. Han & S.Y. Guo
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Peltigera rufescens(アカツメゴケ)
同所的に分布する(ノルウェー)
形態的に類似している
系統的に近縁(先行研究)
本種より裂片の幅が広い
本種ほどフィリディアの量が多くない
Peltigera lepidophora(ハナビラツメゴケ)
同所的に分布する(ノルウェー)
本種より地衣体のサイズがずっと小さい
本種と異なりフィリディアが小鱗片状ではなく盾形または小鱗片状
Peltigera praetextata(チヂレツメゴケ)
同所的に分布する(ノルウェー)
本種より地衣体のサイズが大きい
本種より裂片の幅が広い
本種より裂片下面が隆起した類白色の脈状になる(少なくとも末端部分)
本種と異なり葉央のフィリディアが主に皮層の亀裂に由来する
本種と異なりフィリディアが小鱗片状ではなく小鱗片状または珊瑚状
本種より偽根が長い
本種より偽根の形状が細長い
系統的に近縁でない(先行研究)
Peltigera elisabethae
同所的に分布する(ノルウェー)
小裂片を有する
裂芽状のシジディアを有する
本種と異なりPeltigera rufescensグループに含まれない
本種より地衣体下面の脈が暗色
本種と異なり地衣体下面の脈がいくぶん融合するのではなくほぼ完全に合流する
本種と異なり裂片にトメンタを欠く
本種と異なり地衣成分を欠くのではなく含む