2019年2月25日 (仮訳)韓国産の木材腐朽性担子菌の新種、Perenniporia koreana Jang, Y-S. et al., 2015. Perenniporia koreana, a new wood-rotting basidiomycete from South Korea. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/contentone/mtax/mt/2015/00000130/00000001/art00019 [Accessed February 25, 2019] 【R3-05984】2019/2/25投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 韓国京畿道および江原道で採集された菌を検討し、Perenniporia koreanaとして新種記載した。 本種は子実体が背着生で淡褐色、担子胞子が無色楕円形平滑でデキストリノイドかつシアノフィリック、2菌糸型で骨格菌糸がシアノフィリックであることなどで特徴づけられた。 本種は分子系統解析でP. luteolaおよびP. rhizomorphaと姉妹群を形成した。 韓国京畿道東豆川市逍遥山 (新種) Perenniporia koreana Y. Jang & J.J. Kim 語源…韓国の 【よく似た種との区別】 Perenniporia luteola 子実体が背着生 孔口面が帯黄色 担子胞子が截断状でない 担子胞子がデキストリノイド 骨格菌糸がデキストリノイド ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁(同じクレードIIに含まれる) 本種と異なり韓国における分布が知られていない 本種と異なり子実体が一年生ではなく多年生 本種より担子胞子の幅が僅かに広い ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Perenniporia rhizomorpha 子実体が背着生 孔口面が帯黄色 担子胞子が截断状でない 担子胞子がデキストリノイド 骨格菌糸がデキストリノイド ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁(同じクレードIIに含まれる) 本種と異なり韓国における分布が知られていない 本種と異なり典型的な根状菌糸束を有する 本種より担子胞子が僅かに長い 本種と異なりシスチジアを欠く 本種と異なりシスチジオールを欠く 本種と異なり肉の骨格菌糸が結晶に覆われる ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Perenniporia tenuis 子実体が一年生 子実体が背着生 孔口面が帯黄色 担子胞子がデキストリノイド シスチジオールが紡錘状 菌糸構成が2菌糸型 骨格菌糸がデキストリノイド ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁(同じクレードIIに含まれる) 本種と異なり韓国における分布が知られていない 本種より孔口のサイズが大きい 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子が楕円形~截断状 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Perenniporia bannaensis 子実体が一年生 子実体が背着生 孔口面が帯黄色 担子胞子がデキストリノイド シスチジオールが紡錘状 菌糸構成が2菌糸型 骨格菌糸がデキストリノイド 本種と異なり韓国における分布が知られていない 本種より孔口のサイズが小さい 本種と異なり孔壁が全縁~裂ける 本種より担子胞子が短い ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される(クレードIIではなくIに含まれる)