(仮訳)中国産の多孔菌の新種、Perenniporia minor
Xiong, H-X., Dai, Y-C. & Cui, B-K. 2008. Perenniporia minor (Basidiomycota, Polyporales), a new polypore from China. Mycotaxon. Available at: https://www.mycotaxon.com/vol/abstracts/105/105-59.html [Accessed June 7, 2022] 【R3-09577】2022/6/7投稿

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3行まとめ

中国の長白山自然保護区においてカエデ属の落枝に発生した菌を検討し、Perenniporia minorとして新種記載した。
本種は子実体が小型傘状で、孔口面が新鮮時クリーム色、のちに肉桂黄褐色になり、孔口が円形で、担子胞子が無色楕円形截断状でデキストリノイドであることなどで特徴づけられた。
本種はほとんどの同属他種と異なり、骨格菌糸がメルツァーでほぼ陰性であった。
中国吉林省延辺朝鮮族自治州安図県長白山自然保護区黄松浦

(新種)

Perenniporia minor Y.C. Dai & Xiong
語源…小さな(子実体のサイズから)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Perenniporia truncatospora(ヒメウズラアミタケ)
子実体が幼時小型
担子胞子のサイズが類似している
担子胞子の形状が類似している
本種と異なり子実体が多年生
本種より孔口のサイズが小さい
本種と異なり担子胞子が非デキストリノイドである
Perenniporia medulla-panis(ウスキアナタケ)
担子胞子がデキストリノイドである
骨格菌糸が顕著なデキストリノイドではない
本種と異なり担子胞子がシアノフィリックである
Perenniporia contraria
子実体が幼時小型
本種と異なり子実体が多年生
本種より担子胞子のサイズが小さい
Perenniporia ohiensis(ウズラタケモドキ)
子実体が幼時小型
担子胞子がデキストリノイドである
骨格菌糸が顕著なデキストリノイドではない
本種と異なり子実体が多年生
本種より担子胞子のサイズが顕著に大きい
本種と異なり担子胞子がシアノフィリックである
Perenniporia ochroleuca(ウズラタケ)
子実体が幼時小型
本種と異なり子実体が多年生
本種より担子胞子のサイズが顕著に大きい
Tyromyces chioneus(オシロイタケ)
肉眼的形態がこの種の幼菌に類似している
本種と異なり担子胞子が非デキストリノイドである
本種と異なり担子胞子が薄壁