(仮訳)バッカクキン科の新属Periglandulaおよびそのヒルガオ科植物との関係
Steiner, U. et al., 2011. Periglandula, a new fungal genus within the Clavicipitaceae and its association with Convolvulaceae. …. Available at: http://www.mycologia.org/content/103/5/1133.short [Accessed March 1, 2015].
【R3-01601】2015/03/01投稿

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3行まとめ

Ipomoea asarifoliaおよびTurbina corymbosaの葉面から見出された菌を検討し、新属Periglandulaを提唱した。
塩基配列の差異から両者をPeriglandula ipomoeaeP. turbinaeとして区別し新種記載したが、形態的にはほぼ識別不能であった。
両種は葉の内部には侵入せず、厚壁胞子およびシンネマ類似の構造を形成したが分生子は観察されず不稔であり、共生菌として麦角アルカロイドを産生していると見られた。
Ecuador, Los Cedros, La Cumbre

(新種)

Periglandula ipomoeae U. Steiner, E. Leistner & Schardl
語源…サツマイモ属の
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【よく似た種との区別】
Periglandula turbinae
ヒルガオ科植物を宿主とする
形態的にほとんど区別できないほど類似している
tubBrpbAatp6に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりIpomoea asarifoliaではなくTurbina corymbosaを宿主とする
本種と異なり菌糸体が粘液質に埋生する
rpbAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
本種とatp6actGdmaWrpbA、EF1-αの塩基配列が異なる
Panama, Altos de Campaña

(新種)

Periglandula turbinae U. Steiner, E. Leistner & Schardl
語源…Turbina属の
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【よく似た種との区別】
Periglandula ipomoeae
ヒルガオ科植物を宿主とする
形態的にほとんど区別できないほど類似している
tubBrpbAatp6に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりTurbina corymbosaではなくIpomoea asarifoliaを宿主とする
本種と異なり菌糸体が粘液質に埋生するという特徴を欠く
rpbAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
本種とatp6actGdmaWrpbA、EF1-αの塩基配列が異なる