(仮訳)第三紀の遺存種、Gymnospermium odessanumにべと病を引き起こす新種Peronospora odessana
Voglmayr, H. & Korytnianska, VG. 2015. Peronospora odessana sp. nov., a downy mildew pathogen of a Tertiary relict species, Gymnospermium odessanum. Mycological Progress. Available at: https://doi.org/10.1007/s11557-015-1059-6 [Accessed July 6, 2018].
【R3-05281】2018/7/6投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

ウクライナにおいてGymnospermium odessanumにべと病を引き起こした卵菌の一種を検討し、Peronospora odessanaとして新種記載した。
本種はメギ科植物を宿主とする第二の種として報告され、宿主と同様に絶滅危惧種であると考えられた。
本種は分子系統解析で、同じく春の地中植物を宿主とする菌に近縁であった。
Ukraine, Odessa Oblast, Ivanovka district, near Russkaya Slobodka

(新種)

Peronospora odessana Voglmayr & Korytn.
語源…オデッサの
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Peronospora achlydis
同じメギ科植物を宿主とする
本種と異なりウクライナではなく日本に分布する
本種と異なりGymnospermium odessanumではなくナンブソウなどを宿主とする
本種より分生子のサイズが顕著に小さい