2021年12月8日 (仮訳)タイ産のセッコク属植物のエンドファイトの新種、Pezicula endophytica Ma, X-Y. et al., 2021. Pezicula endophytica sp. nov., endophytic in Dendrobium in Thailand. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2021/00000136/00000003/art00004 [Accessed December 8, 2021] 【R3-09036】2021/12/8投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ タイにおいてセッコク属植物の根および茎からエンドファイトとして分離された菌を検討し、Pezicula endophyticaとして新種記載した。 タイにおけるセッコク属植物からのエンドファイトとしてのPezicula属菌の報告は初となった。 本種は大分生子のみを形成し、系統的に近縁な種よりも分生子柄および大分生子のサイズが大きいことなどで特徴づけられた。 Thailand, Chiang Rai Province, Mae Fah Luang district, outside Temple of Doi Tung Pagoda (新種) Pezicula endophytica X.Y. Ma, K.D. Hyde & J.C. Kang 語源…エンドファイトの 【よく似た種との区別】 Pezicula aurantiaca ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりタイではなくヨーロッパなどに分布する 本種と異なりセッコク属植物ではなく双子葉植物などから分離される 本種より分生子柄が短い 本種より大分生子の幅が広い 本種と異なり大分生子に隔壁を欠く ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Pezicula diversispora 大分生子の形態が類似している ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりタイではなくヨーロッパなどに分布する 本種と異なりセッコク属植物ではなく双子葉植物などから分離される 本種より分生子柄が短い 本種より大分生子の幅が広い 本種と異なり培養下で拡散性色素を産生する ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Pezicula cornina ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりタイではなくヨーロッパなどに分布する 本種と異なりセッコク属植物ではなく双子葉植物などから分離される 本種より分生子柄が短い 本種より大分生子の幅が広い 本種と異なり大分生子に隔壁を欠く ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Pezicula pseudocinnamomea ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりタイではなくヨーロッパなどに分布する 本種と異なりセッコク属植物ではなく双子葉植物などから分離される 本種より分生子柄が短い 本種より大分生子の幅が広い 本種より分生子柄が短い 本種より大分生子の幅が広い ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Pezicula carpinea 本種と異なり分生子柄の側面に沿って分生子を形成する ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Pezicula eucalyptigena 本種と異なりタイではなく南アフリカなどに分布する 本種と異なりセッコク属ではなくユーカリ属植物などから分離される 本種と異なり植物の根および茎ではなく葉などから分離される 本種より大分生子のサイズが小さい