(仮訳)鈍頭の隆起を持つ子嚢胞子を形成する新種、Peziza acropapulata
Dougoud, R., 2012. Peziza acropapulata sp. nov. (Pezizales), une espèce à ascospores obtusément apiculées. Ascomycete.org. Available at: http://www.grande-caricaie.ch/spip/IMG/pdf/acropapulata.pdf [Accessed April 28, 2014].
【R3-00656】2014/04/28投稿

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3行まとめ

スイス・フリブール州で採集されたチャワンタケ属菌を検討し、Peziza acropapulataとして新種記載した。
本種は主に、子嚢胞子の両端に隆起を持つという独特の形質で特徴づけられた。
本種は、採集地の1か所ではガマおよびヨシの腐朽稈に発生しており、他の採集地ではヤナギ属と思われる樹木の腐朽材に発生していた。
Suisse. Canton de Fribourg, commune de Font, La Grande Cariçaie, réserve naturelle de Cheyres

(新種)

Peziza acropapulata Dougoud
語源…頂部が隆起した
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Peziza granularis
肉眼的形態がほぼ同一である
子実体の色がほぼ同一である
本種と異なり子嚢胞子の両端に隆起を持たない
Peziza badioides
子嚢胞子の両端に隆起を持つ
子実体の色が異なる
本種より子嚢胞子の隆起のサイズが大きい
Peziza acroornata
子嚢胞子の両端に隆起を持つ
子実体の色が異なる
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
本種と異なり子嚢胞子の表面が疣状ではなく平滑
本種と異なり子嚢胞子の両端の隆起が単一ではなく断片化している