(仮訳)Brachybotrys paridiformisに生じた新種Phacellium brachybotrydis
Park, M-J. & Shin, H-D. Phacellium brachybotrydis sp. nov. on Brachybotrys paridiformis. Mycotaxon. Available at: https://www.cabdirect.org/cabdirect/abstract/20093194790 [Accessed July 10, 2018].
【R3-05295】2018/7/11投稿

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3行まとめ

韓国江原道においてBrachybotrys paridiformisの葉に退色を引き起こした菌を検討し、Phacellium brachybotrydisとして新種記載した。
本種はシンネマの基部のみが着色し、分生子形成細胞が末端生あるいは側生で無色、分生子も無色であることなどで特徴づけられた。
本種は宿主が同一のサーコスポロイド菌および形態的に類似する同属他種とは、シンネマの色や分生子の形態などが異なっていた。
韓国江原道春川市

(新種)

Phacellium brachybotrydis M.J. Park & H.D. Shin
語源…Brachybotrys属の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Cercospora subhyalina
韓国に分布する
同じBrachybotrys paridiformisを宿主とする
同じサーコスポロイド菌類である
本種より分生子柄が短い
本種と異なり分生子柄が無色~ほぼ無色
本種より分生子が長い
本種と異なり分生子が針状胞子である
Phacellium gracilipes
宿主の葉に病斑を生じる
分生子柄の形態が類似している
分生子の形態が類似している
本種と異なりBrachybotrys paridiformisではなくミズキ科植物などを宿主とする
本種より葉の病斑が明瞭
本種と異なりシンネマが帯赤褐色ではなく帯黄色~淡い帯褐色
本種より分生子が僅かに長い
本種と異なり分生子表面が小疣状ではなくほぼ平滑~小疣状
Phacellium dearnessii
宿主の葉に病斑を生じる
分生子柄の形態が類似している
分生子の形態が類似している
本種と異なりBrachybotrys paridiformisではなくヤマモモ科植物などを宿主とする
本種より葉の病斑が明瞭
本種と異なりシンネマが帯赤褐色ではなくほぼ無色~帯黄色
本種と異なり分生子末端が鈍頭ではなくやや尖る
本種と異なり分生子表面が小疣状ではなく平滑~小疣状