2018年2月24日 (仮訳)ブラジルのパンタナールにおいて見出され、Vochysia divergensから分離された、生理活性を有する二次代謝産物を産生する新種Phaeophleospora vochysiae Savi & Glienke Savi, DC. et al., 2018. Phaeophleospora vochysiae Savi & Glienke sp. nov. Isolated from Vochysia divergens Found in the Pantanal, Brazil, Produces Bioactive Secondary Metabolites. Scientific Reports. Available at: http://www.nature.com/articles/s41598-018-21400-2 [Accessed February 24, 2018]. 【R3-04883】2018/2/24投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジルの湿地帯パンタナールにおいてVochysia divergensからエンドファイトとして分離された菌を検討し、Phaeophleospora vochysiaeとして新種記載した。 本種はセルコスコスポリン、イソセルコスポリン、および抗微生物活性を示す新規化合物を産生した。 本属菌の大多数は斑点病と関連しているが本種は健全葉から分離され、また本種はウォキシア科から分離された初の本属菌となった。 Brazil, Nhecolandia, Pantanal, Mato Grosso do Sul (新種) Phaeophleospora vochysiae Savi & Glienke 語源…Vochysia属の 【よく似た種との区別】 Phaeophleospora eugeniicola ブラジルに分布する 宿主の葉に生息する 分生子形成細胞が末端生 分生子形成細胞が褐色 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりVochysia属ではなくユーカリ属植物などを宿主とする 本種と異なり斑点病に関連する 本種と異なり分生子柄がほとんど退化的 本種より分生子柄の最大長が短い 本種より分生子形成細胞が長い 本種と異なり分生子形成細胞表面が平滑~小疣状ではなく小疣状 本種と異なり分生子が単生するか分枝しない鎖状をなすのではなく単生する 本種より分生子が長い 本種と異なり分生子が卵形~類円筒形で頭部が鈍頭、基部が類截断状なのではなく倒棍棒形~類円筒形で頂部が鈍頭、基部が倒円錐状の截断状 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Phaeophleospora gregaria 宿主の葉に生息する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりブラジルではなくオーストラリアなどに分布する 本種と異なり斑点病に関連する 本種と異なりVochysia属ではなくユーカリ属植物などを宿主とする 本種と異なり無性世代が知られていない ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Phaeophleospora scytalidii 宿主の葉に生息する 分生子形成細胞が末端生 分生子形成細胞が褐色 分生子形成細胞が分枝しない 分生子形成細胞表面が平滑~小疣状 分生子が単生するか分枝しない鎖状をなす 分生子が褐色 分生子が隔壁部分でしばしば狭窄する 分生子表面が小疣状 分生子の隔壁数が1-2 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりブラジルではなくコロンビアなどに分布する 本種と異なりVochysia属ではなくユーカリ属植物などを宿主とする 本種と異なり斑点病に関連する 本種より分生子柄の最大長が長い 本種より分生子形成細胞が長い 本種より分生子形成細胞の幅が狭い 本種より分生子が長い 本種より分生子の幅が狭い 本種と異なり分生子が卵形~類円筒形で頭部が鈍頭、基部が類截断状なのではなく楕円形~類円筒形で頂部が鈍頭、基部が類截断状 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される