(仮訳)インド、西ベンガル州のスッポンタケ目菌類 (2):スッポンタケ属およびキツネノロウソク属
Dutta, AK. et al., 2012. Phallales of West Bengal, India. II. Phallaceae: Phallus and Mutinus. Available at: http://www.researchgate.net/publication/230815911_Phallales_of_West_Bengal_India._II._Phallaceae_Phallus_and_Mutinus/file/9fcfd504dcb8c64216.pdf [Accessed October 19, 2014].
【R3-01202】2014/10/19投稿

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3行まとめ

インド、西ベンガル州で4種のスッポンタケ目菌類を採集し報告した。
そのうちPhallus multicolorなど3種はインド新産種、Phallus rubicundusは西ベンガル州新産種となった。
各種の詳細な肉眼的・顕微鏡的形質および検索表を掲載した。

(インド新産種)

Phallus multicolor (Berk. & Broome) Cooke
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【よく似た種との区別】
Phallus impudicus(スッポンタケ)
インドに分布する
本種と異なり菌蕾が黄褐色ではなく類白色~帯桃色
本種と異なり柄が帯黄白色ではなく白色
Phallus ravenelii
インドに分布する
本種と異なり菌蕾が黄褐色ではなく類白色~帯桃色または帯桃淡紫色
本種より子嚢胞子のサイズがずっと小さい
Phallus cinnabarinus
アジアに分布する
本種と異なり頭部がレモン黄色ではなく朱赤色
本種と異なり柄が帯黄白色ではなく類白色
本種より菌網が僅かに長い

(インド新産種)

Phallus rubicundus (Bosc) Fr.
アカダマノオオタイマツ
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【よく似た種との区別】
Mutinus elegans(タヌキノベニエフデ)
形態的に類似している(容易に混同されるおそれがある)
本種と異なり顕著な脱離可能な頭部を欠く
本種と異なり柄の上部に直接グレバを伴う

(インド新産種)

Mutinus caninus (Huds.) Fr.
キツネノロウソク
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【よく似た種との区別】
Mutinus elegans(タヌキノベニエフデ)
本種と異なり柄が上下同大ではなく類紡錘形または少なくとも中ほどから頂部にかけて先細りになる
本種より担子胞子のサイズが僅かに小さい
Mutinus caninus var. albus
本変種と異なりグレバの部分より下部が帯桃赤色~帯赤色またはその淡色ではなく純白色

(西ベンガル州新産種)

Mutinus caninus var. albus Zeller
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【よく似た種との区別】
Mutinus caninus(キツネノロウソク)
本変種と異なりグレバの部分より下部が純白色ではなく帯桃赤色~帯赤色またはその淡色