(仮訳)イラン、コルデスターン州のコムギ畑においてコガネムシの致死的病害を引き起こす病原菌の表現型および分子による特徴づけ
Karimi, K. et al., 2015. Phenotypic and molecular characterization of the causal agent of chafer beetle mortality in the wheat fields of the Kurdistan province, Iran. Journal of Plant Protection. Available at: http://www.degruyter.com/view/j/jppr.2015.55.issue-3/jppr-2015-0031/jppr-2015-0031.xml [Accessed July 5, 2016].
【R3-03079】2016/07/05投稿

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3行まとめ

イラン、コルデスターン州のコムギ畑において、コムギの害虫であるAnisoplia austriacaの幼虫に致死的病害を引き起こした菌を検討した。
形態、培養性状、およびITS領域の塩基配列に基づき、当該菌をActinomucor elegans var. elegansと同定した。
接種試験および胞子嚢胞子の生存試験の結果から、本種を生物農薬として利用できる可能性が示された。

(その他掲載種)

Actinomucor elegans (Eidam) C.R. Benj. & Hesselt.
※論文中ではActinomucor elegans var. elegansの学名が用いられている。
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Actinomucor elegans var. meitauzae
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりCzapek培地での生育が制限される
Actinomucor elegans var. kuwaitiensis
ヒトのムコール症の原因菌として知られている
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりCzapek培地での生育が制限される