(仮訳)シンガポールの土壌から同定および記載された新種Phialomyces fusiformis
Rodriguez, GD. & Decock, C. 2003. Phialomyces fusiformis sp. nov. from soil in Singapore is identified and described. Mycologia. Available at: https://www.jstor.org/stable/3762017 [Accessed August 19, 2021] 【R3-08703】2021/8/19投稿

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3行まとめ

シンガポールにおいて森林土壌から分離された菌を検討し、Phialomyces fusiformisとして新種記載した。
本種はP. macrosporusに類似するが分生子がより長く、形状と装飾も異なっていた。
Phialomyces属の検索表を掲載した。
Singapore, Mac Ritchie Reservoir

(新種)

Phialomyces fusiformis G. Delgado & Decock
語源…紡錘形の(分生子の形状から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Phialomyces macrosporus
分生子表面が疣状
本種と異なり分生子柄表面が時に僅かに疣状なのではなく平滑
本種と異なりフィアライド基部が時に僅かに疣状なのではなく平滑
本種より分生子が短い
本種より分生子の長さ/幅比が小さい
本種と異なり分生子が楕円状紡錘形~レモン形で両端が嘴状なのではなく主に類球形~僅かに楕円形で両端が嘴状
本種ほど分生子の装飾が粗くない
Stachybotrys theobromae
フィアライドが大型
分生子が大型
分生子が有色
分生子表面が時に疣状
本種と異なりフィアライドが2-3つではなく3–5つ輪生する
Penicillifer japonicus
フィアライドが大型
フィアライドに明瞭なカラレットを有する
本種と異なりフィアライドが2-3つではなく3-6つの集まりをなす
本種と分生子形成様式が異なる
本種と分生子の形状が異なる