(仮訳)形態形質および系統解析により根拠づけられた新種、Phlebiopsis yunnanensis
Zhao, C-L., Liu, X-F. & Ma, X. 2019. Phlebiopsis yunnanensis sp. nov. (Polyporales, Basidiomycota) evidenced by morphological characters and phylogenetic analysis. Nova Hedwigia. Available at: https://www.schweizerbart.de/papers/nova_hedwigia/detail/108/89896/Phlebiopsis_yunnanensis_sp_nov_Polyporales_Basidiomycota_evidenced_by_morphological_characters_and_phylogenetic_analysis [Accessed February 14, 2022] 【R3-09239】2022/2/14投稿

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3行まとめ

中国雲南省で採集された材生息菌の一種を検討し、Phlebiopsis yunnanensisとして新種記載した。
本種は子実体が背着生で膜質~やや角質、担子胞子が楕円形、シスチジアが円錐形で頂部が大型の結晶に覆われ、1菌糸型で単純隔壁を有することなどで特徴づけられた。
本種は分子系統解析でマクカワタケ科クレードに含まれ、P. giganteaおよびP. lamprocystidiataとグループを形成した。
中国雲南省普洱市景東イ族自治県哀牢山国家森林公園

(新種)

Phlebiopsis yunnanensis C.L. Zhao
語源…雲南産の
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【よく似た種との区別】
Phlebiopsis gigantea(カミカワタケ)
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり子実体が帯灰白色~黄褐色
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり担子胞子が狭楕円形
本種よりシスチジアのサイズが大きい
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Phlebiopsis lamprocystidiata
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり子実層面が帯灰黄色
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり担子胞子が広楕円形
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Phlebiopsis brunneocystidiata
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり子実層面が淡い帯褐灰色
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり担子胞子が狭楕円形
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Phlebiopsis laxa
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり子実体縁部が繊維状
本種と異なり子実層面が象牙色
本種と異なり子実層面がKOHで僅かに暗色に呈色する
本種より担子胞子のサイズが大きい
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される