(仮訳)アルゼンチンのユンガスに産したAdiposaeSubflammans系の新種、Pholiota oblita
Niveiro, N. et al., 2014. Pholiota oblita, new species in sect. Adiposae stirps Subflammans (Strophariaceae, Agaricomycetes), from the Argentinean Yungas. Phytotaxa. Available at: https://biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.167.3.6 [Accessed September 21, 2019] 【R3-06610】2019/9/22投稿

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3行まとめ

アルゼンチンのユンガスで見出された、この地域の固有種とみられる菌を検討し、Pholiota oblitaとして新種記載した。
本種は襞の幅が狭く、担子胞子が幅広く、縁シスチジアの形状が細長いことなどで近縁種と区別された。
また、P. subflammansのネオタイプ標本を指定し、検索表を掲載した。
Argentina, Salta, Santa Victoria Oeste, Baritú National Park, El Lipeo, trail to Termas del Cayotal

(新種)

Pholiota oblita Niveiro N, Popoff, O. F., Lechner B. E., Albertó E. O.
語源…忘れられた(Singerによって無効学名として記載され、正式に発表するとされながらも実現しなかったことから)
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【よく似た種との区別】
Pholiota flammans(ハナガサタケ)
同じSubflamans系に含まれる
本種より寒冷な地域に分布する
本種と異なりアルゼンチンではなく北半球などに分布する
本種より子実体の直径が大きい
本種より子実体ががっしりとしている
本種より傘のサイズが大きい
本種より柄の幅が広い
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種より縁シスチジアのサイズが小さい
本種ほど縁シスチジアの形状が細長くない
Pholiota subflammans
同じSubflamans系に含まれる
アルゼンチンに分布する
子実体の質感が繊細である
本種より寒冷な地域に分布する
本種より子実体の直径が大きい
本種より襞の幅が広い
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種より縁シスチジアのサイズが小さい
本種ほど縁シスチジアの形状が細長くない
Argentina, Tierra del Fuego, Est. Nueva Argentina

(その他掲載種)

Pholiota subflammans (Speg.) Sacc.
※本種のネオタイプ標本を指定した。
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【よく似た種との区別】
Pholiota oblita
同じSubflamans系に含まれる
アルゼンチンに分布する
子実体の質感が繊細である
本種より温暖な地域に分布する
本種より子実体の直径が小さい
本種より襞の幅が狭い
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種より縁シスチジアのサイズが大きい
本種より縁シスチジアの形状が細長い
Pholiota flammans(ハナガサタケ)
同じSubflamans系に含まれる
本種と異なりアルゼンチンではなく北半球などに分布する
本種より子実体の直径が大きい
本種より子実体ががっしりとしている
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種より縁シスチジアの幅が狭い