(仮訳)日本においてスイカズラに発生した新種Phylloporia lonicerae、および全世界のPhylloporia属菌の検索表
Qin, W-M. et al., 2018. Phylloporia lonicerae (Hymenochaetales, Basidiomycota), a new species on Lonicera japonica from Japan and an identification key to worldwide species of Phylloporia. MycoKeys. Available at: https://mycokeys.pensoft.net/article_preview.php?id=23235 [Accessed February 24, 2018].
【R3-04884】2018/2/25投稿

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3行まとめ

奈良県においてスイカズラの蔓に発生した菌を検討し、Phylloporia loniceraeとして新種記載した。
本種は子実体が一年生で無柄、傘表面に環紋を有し、肉が2層で黒色の帯によって隔てられ、担子胞子が楕円形で2菌糸型であることなどで特徴づけられた。
Phylloporia属48種全種の検索表を掲載した。
奈良県近畿大学農学部演習林

(新種)

Phylloporia lonicerae W.M. Qin, Xue W. Wang, T. Sawahata & L.W. Zhou
語源…スイカズラの
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【よく似た種との区別】
Phylloporia pseudopectinata
空中の材に発生する
子実体が集まりをなして発生する
子実体が一年生
子実体が無柄
傘が広く基質に付着する
菌糸構成が2菌糸型
本種より孔口のサイズが小さい
本種と異なり担子胞子が広楕円形ではなく類球形
本種より担子胞子のQ値が小さい
Phylloporia minutipora
空中の材に発生する
子実体が集まりをなして発生する
子実体が一年生
子実体が無柄
傘が広く基質に付着する
菌糸構成が2菌糸型
本種と異なりスイカズラではなく別の植物を宿主とする
本種より孔口のサイズが小さい
本種より担子胞子のサイズが小さい