(仮訳)仏領ギアナ産のフトモモ科植物に発生した未記載種、Phylloporia nouraguensis
Decock, C. et al., 2013. Phylloporia nouraguensis, an undescribed species on Myrtaceae from French Guiana. Cryptogamie, Mycologie. Available at: http://www.bioone.org/doi/abs/10.7872/crym.v34.iss1.2013.15 [Accessed March 22, 2014].
【R3-00527】2014/03/22投稿

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3行まとめ

仏領ギアナでフトモモ科Myrcia属の植物に発生した菌を、Phylloporia nouraguensisとして新種記載した。
本種は生きた(稀に枯死した)植物の枝の頂部に小型の子実体を単生し、宿主特異性を持つ可能性があった。
本種はPhylloporia rzedowskiiに類似していたが、子実体や孔口や担子胞子のサイズ、分子系統解析の結果などに基づき区別された。
French Guiana, Municipality of Regina, Nouragues Natural Reserve, CNRS “inselberg” research station, track (layon) C.T.I., in the “low forest” ecosystem, at the so-called Inselberg “terrasses”

(新種)

Phylloporia nouraguensis Decock & Castillo
語源…Nouragues産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Phylloporia rzedowskii
新熱帯に分布する
生態的に類似している
傘の形態が類似している
LSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり仏領ギアナではなくメキシコに分布する
本種より子実体のサイズが大きい
本種より子実体が厚い
本種より孔口のサイズが大きい
本種より担子胞子のサイズが大きい
LSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Phylloporia frutica
子実体が基質の枝を包むように生じる
本種より孔口のサイズが大きい
LSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される(ただし、本論文の分子系統解析で用いられた配列は仮同定の標本由来)
Phylloporia ulloai
LSUに基づく分子系統解析で近縁
LSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Phylloporia spathukata
LSUに基づく分子系統解析で近縁
LSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Phylloporia crataegi
LSUに基づく分子系統解析で近縁
LSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される