2016年7月22日 (仮訳)中国産の新種、Phylloporia tiliae Zhou, L-W., 2013. Phylloporia tiliae sp. nov. from China. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2013/00000124/00000001/art00039 [Accessed July 22, 2016]. 【R3-03131】2016/07/22投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国湖南省で採集された菌を検討し、Phylloporia tiliaeとして新種記載した。 本種は子実体が多年生で傘状、傘表面の縁部が綿毛状で、微細な孔口を有することなどで特徴づけられた。 顕微鏡的には、担子胞子が小型有色で厚壁、剛毛を欠き、1菌糸型であることなどで特徴づけられた。 中国湖南省張家界市天門山国家森林公園 (新種) Phylloporia tiliae L.W. Zhou 語源…シナノキ属の 【よく似た種との区別】 Phylloporia pectinata(キヌハダタケモドキ) 子実体が多年生 子実体が傘状 傘表面の古い箇所に黒色の殻皮を有する 孔口のサイズが類似している 肉が2層からなる 本種と異なり傘縁部が尖る 本種と異なり傘表面が環紋状および溝状 本種より担子胞子の幅が広い 本種と異なり菌糸構成が1菌糸型ではなく2菌糸型 Phylloporia crataegi 子実体が多年生 子実体が傘状 本種より孔口のサイズが大きい Phylloporia gutta 子実体が多年生 子実体が傘状 本種より孔口のサイズが大きい Phylloporia ribis(スグリタケ) 子実体が多年生 子実体が傘状 本種より孔口のサイズが大きい Phylloporia fontanesiae 中国に分布する 孔口のサイズが小さい 菌糸構成が1菌糸型 本種と異なりシナノキ属ではなくFontanesia属植物などを宿主とする 本種と異なり子実体が多年生ではなく一年生 本種と異なり傘表面が環紋状および溝状 本種と異なり傘縁部が尖る 本種より担子胞子が短い Phellinus minisporus 中国に分布する 孔口の形態が類似している 本種と異なり子実体が傘状ではなく背着生 本種と異なり子実層に剛毛を有する 本種より担子胞子のサイズが小さい