2017年10月18日 （仮訳）Amniculicola属2新種およびその類縁種の系統学的・形態学的評価 Zhang, Y. et al., 2009. Phylogenetic and morphological assessment of two new species of Amniculicola and their allies (Pleosporales). Persoonia. Available at: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2802726/ [Accessed October 18, 2017]. 【R3-04493】2017/10/18投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ デンマークおよびフランスから、それぞれAmniculicola immersaおよびA. parvaの2新種を記載した。 両種は淡水に沈んだ材から生じ、他の類縁種とともに基質の材を紫色に染める性質を有していた。 分子系統解析では、両種は他のヨーロッパ産淡水生菌4種とともに単系統とみられるクレードを形成した。 Denmark, Sjæland, Frederikskilde, Suserup Skove, Tystrup Lake （新種） Amniculicola immersa Y. Zhang ter, J. Fourn., Crous & K.D. Hyde 語源…埋生の（子嚢果の位置から） 【よく似た種との区別】 Repetophragma ontariense 水生菌である nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり有性世代が知られていない Amniculicola lignicola 淡水域に生息する 水中に沈んだ材に発生する 子嚢胞子のサイズの範囲が重なる nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりデンマークではなくフランスなどに分布する 本種と異なり子嚢果が埋生ではなく破出性～ほぼ表在性 本種より子嚢果のサイズが大きい 本種と異なり子嚢果の乳頭突起が僅かに圧着するのではなく顕著に圧着する 本種より子嚢の幅が狭い 本種より子嚢果の殻壁が頂部において厚い 本種より子嚢果の殻壁がメラニン化する France, Ariège, Rimont, Peyrau （新種） Amniculicola parva Y. Zhang ter, J. Fourn., Crous & K.D. Hyde 語源…小さい（子嚢果のサイズから） 【よく似た種との区別】 Amniculicola lignicola フランスに分布する 淡水域に生息する 水中に沈んだ材に発生する 子嚢果が成熟時ほぼ表在性 子嚢果に圧着した乳頭突起を有する 子嚢果に細長い孔口を有する 子嚢果の殻壁が顕著にメラニン化する nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子嚢果が表在性ではなく破出性～ほぼ表在性 本種より子嚢果のサイズが大きい 本種より子嚢が長い 本種より子嚢胞子の幅が広い 本種より子嚢果の殻壁が厚い