2020年1月1日 (仮訳)実験用マウスに見出された新種、Pneumocystis murinaの系統学的同定 Keely, SP. et al., 2004. Phylogenetic identification of Pneumocystis murina sp. nov., a new species in laboratory mice. Microbiology. Available at: https://www.microbiologyresearch.org/content/journal/micro/10.1099/mic.0.26921-0 [Accessed January 1, 2020] 【R3-06913】2020/1/1投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 実験用マウスおよび野生マウスの肺から検出された、従来P. carinii f. sp. murisとよばれてきた菌を検討し、Pneumocystis murinaとして新種記載した。 核型分析や分子系統解析などにより本種を近縁種と比較し、それらの結果を基に別種と判断した。 分子時計の手法を用いて、本種がP. cariniiから分岐した年代などを推定した。 The Jackson Laboratory, Bar Harbor, Maine (新種) Pneumocystis murina Keely, J.M. Fischer, Cushion & Stringer 語源…ネズミの 【よく似た種との区別】 Pneumocystis wakefieldiae nrSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と核型プロファイルが異なる nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Pneumocystis carinii nrSSUおよびSODA+DHPS+DHFR+mtLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりラットなどが宿主として知られている 本種と核型プロファイルが異なる nrSSUおよびSODA+DHPS+DHFR+mtLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される