2014年11月28日 (仮訳)プラニストロメラ科とその分生子果形成性アナモルフの系統および分類学的改訂:Kellermania属モノグラフの作成に向けて Minnis, AM. et al., 2012. Phylogeny and taxonomic revision of the Planistromellaceae including its coelomycetous anamorphs: contributions towards a monograph of the genus Kellermania. Persoonia. …. Available at: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3589788/ [Accessed November 27, 2014]. 【R3-01321】2014/11/28投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ プラニストロメラ科菌類の分子系統解析を行い、本科がボトリオスフェリア目において独立したクレードを形成することを示した。 Alpakesa、Kellermania、Piptarthron、Planistroma、Planistromellaの5属をKellermania属にまとめた。 また、Kellermania confusaなど5種を新種記載し、K. crassisporaなど5つの新組み合わせを提唱した。 USA, Arizona, Santa Cruz Co., Interstate 10, mile 283.6, north side of road (新種) Kellermania confusa Minnis & A.H. Kenn. 語源…混乱した 【よく似た種との区別】 Kellermania macrospora 米国に分布する 分生子に付属糸を欠く ITSおよびSSU+ITS+LSU+RPB1に基づく分子系統解析で近縁(同じlineage-iに含まれる) 本種と異なりユッカ属ではなくリュウゼツラン属植物を宿主とする 本種と異なり4以上の隔壁を有する分生子がある ITSおよびSSU+ITS+LSU+RPB1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Kellermania ramaleyae リュウゼツラン属植物を宿主とする 分生子に付属糸を欠く SSU+ITS+LSU+RPB1に基づく分子系統解析で近縁(同じlineage-iに含まれる) 本種と異なり分生子の隔壁数が1-3ではなく2-4 SSU+ITS+LSU+RPB1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Kellermania anomala (Cooke) Höhn. 【よく似た種との区別】 Kellermania macrospora 米国に分布する ITSおよびSSU+ITS+LSU+RPB1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりユッカ属ではなくリュウゼツラン属植物を宿主とする 本種と異なり分生子に付属糸を欠く 本種より分生子の隔壁数が多い ITSおよびSSU+ITS+LSU+RPB1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(lineage-iiiではなくlineage-iに含まれる) Kellermania yuccifoliorum 米国に分布する ユッカ属植物を宿主とする SSU+ITS+LSU+RPB1に基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子のQ値が小さい 本種と異なり分生子の隔壁数が1-2(-3)ではなく2-3 本種と異なり分生子の中ほどの細胞が末端の細胞より短いのではなく長い ITSおよびSSU+ITS+LSU+RPB1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(lineage-iiiではなくlineage-iiに含まれる) Kellermania nolinifoliorum 米国に分布する ITSおよびSSU+ITS+LSU+RPB1に基づく分子系統解析で近縁(同じlineage-iiiに含まれる) 本種と異なりユッカ属ではなくNolina属植物を宿主とする 本種と異なり分生子の隔壁数が1-2(-3)ではなく常に1 (新組み合わせ) Kellermania crassispora (A.W. Ramaley) Minnis & A.H. Kenn. 旧名:Piptarthron crassisporum A.W. Ramaley USA, Texas, Pecos Co., 1.2 miles north of T 2400 on U.S. Hwy. 285 (新種) Kellermania dasylirionicola Minnis & A.H. Kenn. 語源…Dasylirion属に生息する 【よく似た種との区別】 Kellermania dasylirionis 米国に分布する Dasylirion属植物を宿主とする ITSおよびSSU+ITS+LSU+RPB1に基づく分子系統解析で近縁(同じlineage-ivに含まれる) 本種と異なり分生子が不規則な屈曲した形状でない 本種と異なり分生子に隔壁を有する 本種よりPDA培地での生長が速い ITSおよびSSU+ITS+LSU+RPB1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(lineage-iiiではなくlineage-iに含まれる) Kellermania plurilocularis 米国に分布する 分生子に隔壁を欠く 分生子に付属糸を欠く 本種と異なりDasylirion属ではなくユッカ属植物を宿主とする 本種と異なり分生子が僅かに屈曲した鎌形~強く屈曲したほぼU形ではなく不規則に屈曲した類円筒形 (新組み合わせ) Kellermania dasylirionis (A.W. Ramaley) Minnis & A.H. Kenn. 旧名:Piptarthron dasylirionis A.W. Ramaley 【よく似た種との区別】 Kellermania dasylirionicola 米国に分布する Dasylirion属植物を宿主とする ITSおよびSSU+ITS+LSU+RPB1に基づく分子系統解析で近縁(同じlineage-ivに含まれる) 本種と異なり分生子が不規則な屈曲した形状である 本種と異なり分生子に隔壁を欠く 本種よりPDA培地での生長が遅い ITSおよびSSU+ITS+LSU+RPB1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(lineage-iではなくlineage-iiiに含まれる) Kellermania rostratae 分生子に付属糸を欠く ITSおよびSSU+ITS+LSU+RPB1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりDasylirion属ではなくユッカ属植物を宿主とする 本種と異なり分生子が典型的にはいくぶん屈曲するのではなく円筒形~倒棍棒形 ITSおよびSSU+ITS+LSU+RPB1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(lineage-ivではなくlineage-iに含まれる) Kellermania micranthae 米国に分布する 分生子に付属糸を欠く ITSおよびSSU+ITS+LSU+RPB1に基づく分子系統解析で近縁(同じlineage-ivに含まれる) 本種と異なりDasylirion属ではなくNolina属植物を宿主とする 本種と異なり分生子が屈曲した形状ではなく典型的には円筒形~倒棍棒形 ITSおよびSSU+ITS+LSU+RPB1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (新組み合わせ) Kellermania macrospora (Durieu & Mont.) Minnis & A.H. Kenn. 旧名:Septoria macrospora Durieu & Mont. 【よく似た種との区別】 Kellermania confusa 米国に分布する 分生子に付属糸を欠く ITSおよびSSU+ITS+LSU+RPB1に基づく分子系統解析で近縁(同じlineage-iに含まれる) 本種と異なりリュウゼツラン属ではなくユッカ属植物を宿主とする 本種と異なり4以上の隔壁を有する分生子を欠く ITSおよびSSU+ITS+LSU+RPB1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Kellermania anomala 米国に分布する ITSおよびSSU+ITS+LSU+RPB1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりリュウゼツラン属ではなくユッカ属植物を宿主とする 本種と異なり分生子に付属糸を有する 本種より分生子の隔壁数が少ない ITSおよびSSU+ITS+LSU+RPB1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(lineage-iではなくlineage-iiiに含まれる) USA,Texas, Culberson Co., Guadalupe Mtns. National Park, 5.6 miles from highway along Williams Ranch Rd. (新種) Kellermania micranthae Minnis & A.H. Kenn. 語源…Nolina micranthaの ※本種はRamaleyによってPiptarthron sotoliの仮称が与えられていた種である。 【よく似た種との区別】 Kellermania dasylirionis 米国に分布する 分生子に付属糸を欠く ITSおよびSSU+ITS+LSU+RPB1に基づく分子系統解析で近縁(同じlineage-ivに含まれる) 本種と異なりNolina属ではなくDasylirion属植物を宿主とする 本種と異なり分生子が典型的には円筒形~倒棍棒形ではなく屈曲した形状 ITSおよびSSU+ITS+LSU+RPB1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Kellermania nolinae (Pollack) Nag Raj 【よく似た種との区別】 Kellermania uniseptata 米国に分布する 分生子の頂部に複数の付属糸を有する ITSおよびSSU+ITS+LSU+RPB1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりユッカ属ではなくNolina属植物を宿主とする 本種と異なり分生子の隔壁数が2-3ではなく1 ITSおよびSSU+ITS+LSU+RPB1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(lineage-vではなくlineage-iiに含まれる) (その他掲載種) Kellermania nolinifoliorum A.W. Ramaley 【よく似た種との区別】 Kellermania anomala 米国に分布する ITSおよびSSU+ITS+LSU+RPB1に基づく分子系統解析で近縁(同じlineage-iiiに含まれる) 本種と異なりNolina属ではなくユッカ属植物を宿主とする 本種と異なり分生子の隔壁数が常に1ではなく1-2(-3) (新組み合わせ) Kellermania plurilocularis (A.W. Ramaley) Minnis & A.H. Kenn. 旧名:Piptarthron pluriloculare A.W. Ramaley 【よく似た種との区別】 Kellermania dasylirionicola 米国に分布する 分生子に隔壁を欠く 分生子に付属糸を欠く 本種と異なりユッカ属植物ではなくDasylirion属を宿主とする 本種と異なり分生子が不規則に屈曲した類円筒形ではなく僅かに屈曲した鎌形~強く屈曲したほぼU形 Mexico (新種) Kellermania ramaleyae Minnis, M.E. Palm & Rossman 語源…菌学者のAnnette W. Ramaleyに献名 【よく似た種との区別】 Kellermania unilocularis ユッカ属植物を宿主とする 分生子の隔壁数が2-4 分生子に付属糸を欠く ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子のQ値が大きい ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Kellermania confusa リュウゼツラン属植物を宿主とする 分生子に付属糸を欠く SSU+ITS+LSU+RPB1に基づく分子系統解析で近縁(同じlineage-iに含まれる) 本種と異なり分生子の隔壁数が2-4ではなく1-3 SSU+ITS+LSU+RPB1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Mexico (新種) Kellermania rostratae Minnis, A.H. Kenn. & J.F. Bisch. 語源…Yucca rostrataの 【よく似た種との区別】 Kellermania dasylirionis 分生子に付属糸を欠く ITSおよびSSU+ITS+LSU+RPB1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりユッカ属ではなくDasylirion属植物を宿主とする 本種と異なり分生子が典型的には円筒形~倒棍棒形ではなくいくぶん屈曲する ITSおよびSSU+ITS+LSU+RPB1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(lineage-iではなくlineage-ivに含まれる) (新組み合わせ) Kellermania unilocularis (A.W. Ramaley) Minnis & A.H. Kenn. 旧名:Piptarthron uniloculare A.W. Ramaley 【よく似た種との区別】 Kellermania ramaleyae ユッカ属植物を宿主とする 分生子の隔壁数が2-4 分生子に付属糸を欠く ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子のQ値が小さい ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Kellermania uniseptata (Morgan-Jones, Nag Raj & W.B. Kendr.) Nag Raj 【よく似た種との区別】 Kellermania noninae 米国に分布する 分生子の頂部に複数の付属糸を有する ITSおよびSSU+ITS+LSU+RPB1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりNolina属ではなくユッカ属植物を宿主とする 本種と異なり分生子の隔壁数が1ではなく2-3 ITSおよびSSU+ITS+LSU+RPB1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(lineage-iiではなくlineage-vに含まれる) Kellermania yuccigena 米国に分布する ユッカ属植物を宿主とする ITSおよびSSU+ITS+LSU+RPB1に基づく分子系統解析で近縁(同じlineage-iiに含まれる) 本種と異なり分生子頂部の付属糸が複数ではなく単一 Kellermania yuccifoliorum 米国に分布する ユッカ属植物を宿主とする ITSおよびSSU+ITS+LSU+RPB1に基づく分子系統解析で近縁(同じlineage-iiに含まれる) 本種と異なり分生子頂部に複数の付属糸を有するという特徴を欠く (その他掲載種) Kellermania yuccifolia (J.G. Hall) Nag Raj, in Nag Raj (その他掲載種) Kellermania yuccifoliorum A.W. Ramaley 【よく似た種との区別】 Kellermania uniseptata 米国に分布する ユッカ属植物を宿主とする ITSおよびSSU+ITS+LSU+RPB1に基づく分子系統解析で近縁(同じlineage-iiに含まれる) 本種と異なり分生子頂部に複数の付属糸を有する Kellermania anomala 米国に分布する ユッカ属植物を宿主とする SSU+ITS+LSU+RPB1に基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子のQ値が大きい 本種と異なり分生子の隔壁数が2-3ではなく1-2(-3) 本種と異なり分生子の中ほどの細胞が末端の細胞より長いのではなく短い ITSおよびSSU+ITS+LSU+RPB1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(lineage-iiではなくlineage-iiiに含まれる) (その他掲載種) Kellermania yuccigena Ellis & Everh. 【よく似た種との区別】 Kellermania uniseptata 米国に分布する ユッカ属植物を宿主とする ITSおよびSSU+ITS+LSU+RPB1に基づく分子系統解析で近縁(同じlineage-iiに含まれる) 本種と異なり分生子頂部の付属糸が単一ではなく複数