2020年10月4日 （仮訳）新属新種Phaeomollisia piceaeの系統分類：暗色有隔壁の針葉樹エンドファイトおよびそのPhialocephala属、Acephala属との関係 Christoph, R. et al., 2009. Phylogeny of Phaeomollisia piceae gen. sp. nov.: a dark, septate, conifer-needle endophyte and its relationships to Phialocephala and Acephala. Mycological Research. Available at: https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0953756208002384 [Accessed October 4, 2020] 【R3-07744】2020/10/4投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ スイス、ジュラ山脈の永久凍土に生息するドイツトウヒの根・針葉とスノキ属植物の根から分離された菌を検討し、前者を新属新種Phaeomollisia piceae、後者を新種Phialocephala glacialisとして記載した。 いずれも暗色有隔壁のエンドファイト (DSE) であり、分子系統解析で広義Phialocephala fortinii–Acephala applanata複合種 (PAC) クレードに含まれた。 また、分子系統解析の結果を基に、Cadophora lagerbergiiおよびPhialophora botulisporaをPhialocephala属に移した。 Swiss, Creux du Van （新種） Phaeomollisia piceae T.N. Sieber & Grünig 語源…（属名）褐色のMollisia属/（種小名）トウヒ属の Swiss, Creux du Van （新種） Phialocephala glacialis Grünig & T.N. Sieber 語源…凍った（永久凍土から得られたことから） （新組み合わせ） Phialocephala lagerbergii (Melin & Nannf.) Grünig & T.N. Sieber 旧名：Cadophora lagerbergii Melin & Nannf. （新組み合わせ） Phialocephala botulispora (Cole & W.B. Kendr.) Grünig & T.N. Sieber 旧名：Phialophora botulispora Cole & W.B. Kendr.