2019年9月14日 (仮訳)中国の亜熱帯林において小川の水から分離された新種、Phytophthora pseudopolonica Li, W-W., Zhao, W-X. & Huai, W-X. 2017. Phytophthora pseudopolonica sp. nov., a new species recovered from stream water in subtropical forests of China. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: http://ijs.microbiologyresearch.org/pubmed/content/journal/ijsem/10.1099/ijsem.0.002254 [Accessed September 14, 2019] 【R3-06588】2019/9/14投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国四川省の亜熱帯林において小川の水から分離された卵菌の一種を検討し、Phytophthora pseudopolonicaとして新種記載した。 本種は造卵器が平滑、造精器が側着性で時に底着性であり、厚壁胞子および球形の菌糸の膨大部を豊富に形成した。 本種の生育適温は30°Cで、分子系統解析ではクレード9の種に近縁であった。 中国四川省西昌市 (新種) Phytophthora pseudopolonica Wen-wen Li, Wen-xia Huai, & Wen-xia 語源…偽のPhytophthora polonica 【よく似た種との区別】 Phytophthora polonica ホモタリックである 造卵器が球形 造精器を形成する 遊走子嚢柄が”nesting”または”internal”状に伸長する 遊走子嚢に乳頭突起を欠く 厚壁胞子が末端生、側生、節間生 菌糸に不規則形鎖状の膨大部を有する 生育適温が30°Cである ITSおよびBtub+EF1αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり造卵器が末端生および側生ではなく末端生 本種より造卵器のサイズが大きい 本種と異なり卵胞子が非充満性ではなく充満性 本種と異なり最小生長温度が5-10°Cではなく5°C 本種より最大生長温度が高い 本種より最大生長速度が大きい ITSおよびBtub+EF1αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Phytophthora insolita ホモタリックである 造卵器が球形 遊走子嚢柄が”nesting”または”internal”状に伸長する 遊走子嚢に乳頭突起を欠く 菌糸に不規則形鎖状の膨大部を有する ITSおよびBtub+EF1αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり造卵器が末端生および側生ではなく末端生 本種と異なり卵胞子が非充満性ではなく充満性 本種より造卵器のサイズが大きい 本種と異なり造精器を欠く 本種と異なり厚壁胞子が末端生、側生、節間生ではなく末端生 本種と異なり最小生長温度が5-10°Cではなく9°C未満 本種より最大生長温度が高い 本種より最大生長速度が大きい 本種と異なり生育適温が30°Cではなく32°C ITSおよびBtub+EF1αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される