(仮訳)オレゴン州南西部において土壌、水、マートルウッド、およびタンオークから分離された新種、Phytophthora siskiyouensis
Reeser, PW., Hansen, EM. & Sutton, W. 2007. Phytophthora siskiyouensis, a new species from soil, water, myrtlewood (Umbellularia californica) and tanoak (Lithocarpus densiflorus) in southwestern Oregon. Mycologia. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/15572536.2007.11832528?journalCode=umyc20 [Accessed January 14, 2020] 【R3-06953】2020/1/14投稿

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3行まとめ

米国オレゴン州において土壌、水、および2種の植物から分離された卵菌の一種を検討し、Phytophthora siskiyouensisとして新種記載した。
本種はホモタリックで、造卵器、卵胞子、造精器、遊走子嚢などの形質の組み合わせが既知の同属他種と明確に異なっていた。
本種は分子系統解析でクレード2に含まれ、胴枯病の植物や壊死芽から分離されたが、病原性は現時点で不明であった。
Chetco River, Curry County, Oregon, USA

(新種)

Phytophthora siskiyouensis Reeser & E.M. Hansen
語源…シスキュー(山地)産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Phytophthora citricola
遊走子嚢の形態が不規則
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり造卵器の一部が節間生という特徴を欠く
本種と異なり造卵器の一部が無柄という特徴を欠く
本種と異なり卵胞子がほとんどの場合非充満性という特徴を欠く
本種と異なり造精器が側着性または底着性という特徴を欠く
本種と異なり遊走子嚢が脱落性という特徴を欠く
本種と異なり遊走子嚢の柄の長さが多様という特徴を欠く
本種と異なり遊走子嚢の半乳頭突起が様々な方向を向くという登頂を欠く
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Phytophthora quercina
遊走子嚢の形態が類似している
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり造卵器の一部が節間生という特徴を欠く
本種と異なり造卵器の一部が無柄という特徴を欠く
本種と異なり遊走子嚢柄が分枝しないという特徴を欠く
本種と異なり遊走子嚢が単生するという特徴を欠く
本種と異なり遊走子嚢が脱落性という特徴を欠く
本種より遊走子嚢のサイズが僅かに小さい
本種と異なり遊走子嚢が半乳頭状であるという特徴を欠く
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Phytophthora hedraiandra
造卵器の柄の形態が類似している
側着性の造精器の配置が類似している