(仮訳)栽培Agathosma属植物を宿主とするPhytophthora属菌、特にP. citricola種複合体および新種P. capensis
Bezuidenhout, CM. et al., 2010. Phytophthora taxa associated with cultivated Agathosma, with emphasis on the P. citricola complex and P. capensis sp. nov. Persoonia. … Available at: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3028514/ [Accessed June 25, 2017].
【R3-04150】2017/06/26投稿

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3行まとめ

Agathosma属植物を宿主とするエキビョウキン属卵菌として、形態学的検討および塩基配列データを基に7分類群を同定した。
また、P. citricolaのレファレンス分離株の中に未記載種を見出し、P. capensisとして新種記載した。
接種試験の結果、新種と推定されるP. taxon emzansiおよびP. cinnamomi var. parvisporaは非病原菌であったが、残りは病原性を有していた。
South Africa, Western Cape Province

(新種)

Phytophthora capensis Bezuidenhout, Denman, A. McLeod & S.A. Kirk
語源…ケープ産の
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【よく似た種との区別】
Phytophthora multivora
同所的に分布する(南アフリカ)
同じAgathosma属植物を宿主とする
ITSおよびEF1-α+β-チューブリン+COXIに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりオーストラリアなどにおける分布が知られている
本種と異なり宿主範囲が広範であることが知られている
本種より造卵器のサイズが大きい
本種より卵胞子のサイズが大きい
本種より遊走子嚢のサイズが大きい
本種より最適生長温度が高い
ITSおよびEF1-α+β-チューブリン+COXIに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Phytophthora plurivora
ITSおよびEF1-α+β-チューブリン+COXIに基づく分子系統解析で近縁
本種より造卵器のサイズが顕著に大きい
本種より卵胞子のサイズが顕著に大きい
本種より遊走子嚢のサイズが顕著に大きい
本種より人参培地における生長が速い
本種より最適生長温度が高い
ITSおよびEF1-α+β-チューブリン+COXIに基づく分子系統解析で明瞭に区別される

※この他にPhytophthora taxon emzansiを掲載した(”emzansi”はズールー語で「南」あるいは「南からの」という意味)