(仮訳)シッキムから記載され、164年後に再発見されたPleurotus placentodes
Liu, X-B. et al., 2016., Pleurotus placentodes, originally described from Sikkim, rediscovered after 164 years. Phytotaxa. Available at:  http://www.mapress.com/j/pt/article/view/phytotaxa.267.2.6 [Accessed October 4, 2017].
【R3-04453】2017/10/5投稿

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3行まとめ

1852年にインドのシッキムから記載され、タイプ標本のみしか知られていないPleurotus placentodesを中国南西部から報告した。
本種が以前同種とも考えられたP. djamorとは異なる独立種であることを示した。
本種は担子胞子が類卵形~楕円形でQ値が小さいことなどで特徴づけられた。
中国チベット自治区ニンティ地区色季拉山

(中国新産種)

Pleurotus placentodes (Berk.) Sacc.
※本種のエピタイプ標本を指定した。
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Pleurotus djamor(トキイロヒラタケ)
形態的に類似している(同種とされたことがある)
本種と異なり汎熱帯的分布が知られている
本種より担子胞子のQ値が大きい
本種と異なり担子胞子が類卵形~楕円形ではなく円筒形
本種と異なり菌糸構成が1菌糸型ではなく2菌糸型
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Pleurotus ostreatus(ヒラタケ)
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より担子胞子のQ値が大きい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Pleurotus pulmonarius(ウスヒラタケ)
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より担子胞子のQ値が大きい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Pleutorus anserinus
同所的に分布する(インド)
本種と傘の色が異なる
本種と担子胞子の形状が異なる