(仮訳)離乳期のウサギに肺炎を引き起こした未培養真菌の新種Pneumocystis oryctolagiについて:現在の知見のレビューおよび遺伝子型、系統、表現型に基づく新規分類群の記載
Dei-Cas, E. et al., 2006. Pneumocystis oryctolagi sp. nov., an uncultured fungus causing pneumonia in rabbits at weaning: review of current knowledge, and description of a new taxon on genotypic, phylogenetic and phenotypic bases. FEMS Microbiology Reviews. Available at: https://academic.oup.com/femsre/article/30/6/853/493519 [Accessed April 7, 2020] 【R3-07207】2020/4/8投稿

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3行まとめ

ウサギの肺に寄生するPneumocystis属菌に関する知見を検討し、P. oryctolagiとして新種記載した。
本種は過去15年間に蓄積された遺伝子、アイソザイム、および生物学的データに基づき、他の哺乳類に由来する同属他種との識別が可能になった。
本種は超微細構造、生長速度、分子系統解析、交差感染試験などの結果から、生物学的・系統学的種概念に基づき新種と認められた。
Rouen, France

(新種)

Pneumocystis oryctolagi Dei-Cas, Chabé, Moukhlis, Durand-Joly, Aliouat, Stringer, Cushion, C. Noël, de Hoog, J. Guillot & Viscogl.
語源…アナウサギ属の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Pneumocystis carinii
宿主の肺に発生する
mtLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりウサギではなくラットを宿主とする
本種と異なり腺胞腔における局在が”lining”ではなく”filling”である
本種と異なり肺ドライスメア中での菌体が互いに離れるのではなく密な集まりをなす
本種より嚢胞型/栄養型比が小さい
本種よりin vivo倍加時間が長い
本種と異なり肺胞内の好酸性蜂の巣状マテリアルが稀ではなく存在する
本種と異なり宿主肺の線維化が稀ではなく高頻度
mtLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Pneumocystis wakefieldiae
宿主の肺に発生する
本種と異なり腺胞腔における局在が”lining”ではなく”filling”である
本種と異なり肺ドライスメア中での菌体が互いに離れるのではなく密な集まりをなす
本種より嚢胞型/栄養型比が小さい
本種よりin vivo倍加時間が長い
本種と異なり肺胞内の好酸性蜂の巣状マテリアルが稀ではなく存在する
本種と異なり宿主肺の線維化が稀ではなく高頻度
mtLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Pneumocystis murina
宿主の肺に発生する
本種と異なり腺胞腔における局在が”lining”ではなく”filling”である
本種と異なり肺ドライスメア中での菌体が互いに離れるのではなく集まりをなす
本種より嚢胞型/栄養型比が小さい
本種よりin vivo倍加時間が長い
本種と異なり肺胞内の好酸性蜂の巣状マテリアルが稀ではなく存在する
本種と異なり宿主肺の線維化が稀ではなく高頻度
mtLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Pneumocystis jirovecii
宿主の肺に発生する
本種と異なり腺胞腔における局在が”lining”ではなく”lining”または”filling”である
本種と異なり肺ドライスメア中での菌体が互いに離れるのではなく密な集まりをなす
本種と異なり肺胞内の好酸性蜂の巣状マテリアルが稀ではなく存在する
本種と異なり宿主肺の線維化が稀ではなく高頻度
mtLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される