(仮訳)Xanthoria elegansに生じる非地衣性地衣生菌の新種、Polycoccum clauzadei
Navarro-Rosinés, P. & Roux, C. 1998. Polycoccum clauzadei sp. nov. (Ascomycetes, Dothideales), champignon lichénicole non lichénisé sur Xanthoria elegans. Mycotaxon. Available at: http://lichenologue.org/fichiers/docs/1998NavRouxPolycoccum%20clauzadei.pdf [Accessed November 20, 2022] 【R3-10075】2022/11/20投稿

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3行まとめ

フランス、ヴォクリューズ県においてXanthoria elegansに発生した地衣生菌の一種を検討し、Polycoccum clauzadeiとして新種記載した。
本種は宿主の地衣体にゴールを誘導した。
本種は特にP. pulvinatumP. microsticticumに類似していたが、子嚢胞子の形状により十分区別された。
France, Vaucluse, Buoux, La Bastide-Neuve

(新種)

Polycoccum clauzadei Navarro-Rosinés & Cl. Roux
語源…タイプ標本の採集者である地衣学者のGeorges Clauzade氏に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Polycoccum pulvinatum
ヨーロッパに分布する
子嚢胞子のサイズが類似している
本種と異なりフランスではなくスペインなどに分布する
本種と異なり宿主がXanthoria elegansではなくPhyscia属地衣である
本種よりゴールのサイズが大きい
本種より子嚢殻のサイズがやや大きい
本種より子嚢のサイズがやや大きい
本種と異なり子嚢が4-6(8)胞子性ではなく(4)8胞子性
本種と異なり子嚢胞子が典型的には倒卵状なのではなく楕円形または長楕円形
本種と異なり子嚢胞子が”hétéropolaires”ではなく”homopolaires”である
Polycoccum microsticticum
子嚢胞子のサイズの範囲が重なる
本種と異なり宿主がXanthoria elegansではなくAcarospora属、Buellia属、Rhizocarpon属地衣などである
本種と異なりゴールを形成しない
本種より子嚢殻のサイズが小さい
本種より子嚢が長い
本種より子嚢の幅が狭い
本種と異なり子嚢が4-6(8)胞子性ではなく4-8胞子性
本種と異なり子嚢胞子が典型的には倒卵状なのではなく楕円形
本種と異なり子嚢胞子が”hétéropolaires”ではなく”homopolaires”またはほぼそれである