(仮訳)仏領ギアナの熱帯雨林に産した新種、Polyporus minutosquamosusおよび新熱帯産タマチョレイタケ属菌の検索表
Runnel, K. & Ryvarden, L., 2016. Polyporus minutosquamosus sp. nov. from tropical rainforests in French Guiana with a key to neotropical species of Polyporus (Polyporaceae, Basidiomycota). Nova Hedwigia. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/schweiz/novh/pre-prints/content-nova_hedwigia_000_0_0_0000_0000_runnel_0354_prepub [Accessed December 18, 2016].
【R3-03577】2016/12/18投稿

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3行まとめ

仏領ギアナの熱帯雨林において広葉樹の材に発生した多孔菌の一種を検討し、Polyporus minutosquamosusとして新種記載した。
本種は傘が扇形で表面に黒色小型の鱗片を伴うことなどで特徴づけられ、ITS+nrLSUに基づく分子系統解析では広義タマチョレイタケ属クレードに含まれたが、4つのサブクレードのいずれにも含まれなかった。
新熱帯産タマチョレイタケ属菌の検索表を掲載した。
French Guiana, Roura, natural reserve of Kaw

(新種)

Polyporus minutosquamosus Runnel & Ryvarden
語源…微小な鱗片の(傘表面の性状から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Polyporus squamosus(アミヒラタケ)
傘表面の鱗片が類似している
本種と異なり仏領ギアナではなく中国、日本などに分布する
本種より孔口のサイズが大きい
本種より担子胞子のサイズがずっと大きい
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Neofavolus alveolaris(ハチノスタケ)
傘表面の鱗片が類似している
本種と異なり仏領ギアナではなく日本などに分布する
本種より孔口のサイズが大きい
本種より担子胞子のサイズがずっと大きい
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Polyporus hapalopus
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり仏領ギアナではなく中国などに分布する
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される