(仮訳)Perenniporia subacidaに対する新属・新組み合わせPoriella subacida
Chen, R., Karunarathna, SC. & Zhao, C-L. 2021. Poriella subacida Gen. & Comb Nov. for Perenniporia subacida (Peck) Donk. Agronomy. Available at: https://www.mdpi.com/2073-4395/11/7/1308/htm [Accessed July 28, 2021] 【R3-08637】2021/7/28投稿

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3行まとめ

白色腐朽菌Perenniporia subacidaのタイプ標本を含むアジア・北米・ヨーロッパ産標本を検討した。
分子系統解析の結果を基に、本種に対して新属Poriellaを提唱した。
本属は担子胞子が非截断状で強いデキストリノイドであり、2-3菌糸型であることなどで特徴づけられた。

(新組み合わせ)

Poriella subacida (Peck) C.L. Zhao
旧名:Perenniporia subacida (Peck) Donk
(基礎異名はPolyporus subacidus Peck)
語源…(属名)Perenniporia属+(縮小辞)(外観の類似性から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Yuchengia narymica
担子胞子が楕円形で非截断状
担子胞子がシアノフィリック
ITS+nrLSUおよびITS+nrLSU+mtSSU+TEF1に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり菌糸構成が2-3菌糸型ではなく2菌糸型
本種と異なり骨格菌糸が強いデキストリノイドではなくアミロイド
本種と異なり骨格菌糸がシアノフィリックではなく非シアノフィリック
ITS+nrLSUおよびITS+nrLSU+mtSSU+TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される