(仮訳)地中海地域産の新種、Porodaedalea cedrina
Tomšovský, M. & Kout, J., 2013. Porodaedalea cedrina (Basidiomycota, Agaricomycetes, Hymenochaetaceae) – a new polypore from the Mediterranean area. Nova Hedwigia. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/schweiz/novh/2013/00000096/f0020003/art00009 [Accessed October 26, 2015].
【R3-02323】2015/10/27投稿

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3行まとめ

北アフリカおよび西アジアにおいてヒマラヤスギ属植物に発生した菌を検討し、Porodaedalea cedrinaとして新種記載した。
本種は近縁種とは肉眼的・顕微鏡的形態で識別困難であったが、分子系統解析で独自の系統を形成した。
本種は地中海周辺のヒマラヤスギの天然分布域に分布していると見られた。
Morocco, Middle Atlas Mts., near the road ca. 8–10 km north from Ifrane, south from Fes

(新種)

Porodaedalea cedrina Pilat ex M. Tomsovsky & J. Kout
語源…ヒマラヤスギ属の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Porodaedalea pini(マツノカタワタケ)
肉眼的形態が識別困難なほど類似している
孔口の密度が類似している
顕微鏡的形態が識別困難なほど類似している
ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりスウェーデン、クロアチア、チェコなどにおける分布が知られている
本種と異なりヒマラヤスギ属ではなくマツ属、カラマツ属植物などを宿主とする
ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される