(仮訳)チリ、ティエラ・デル・フエゴ南部、ナバリノ島における固有種の新種、Porpidia navarina
Ruprecht, U., Søchting, U. & Türk, R., 2016. Porpidia navarina, a New Endemic Species from Isla Navarino (Southern Tierra del Fuego, Chile). Herzogia. Available at: http://www.bioone.org/doi/abs/10.13158/heia.29.2.2016.596 [Accessed March 28, 2017].
【R3-03882】2017/03/29投稿

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3行まとめ

南米、パタゴニアのナバリノ島からバリローチェにかけての20ヶ所で岩上生のヘリトリゴケ型地衣を調査した。
そのうち、チリのナバリノ島で採集された一種を検討し、Porpidia navarinaとして新種記載した。
本種は形態的にはP. flavicundaに近縁であったが、分子系統解析では異なるクレードを形成した。
Chile, Tierra del Fuego, Isla Navarino, Cerro Bandera

(新種)

Porpidia navarina U.Rupr. & Türk
語源…ナバリノ(島)の
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【よく似た種との区別】
Porpidia flavicunda
子器の形態が類似している
地衣成分としてスチクチン酸類を含むことがある
子嚢胞子のサイズが類似している
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりチリではなくノルウェーなど(北極および高山帯)に分布する
本種と異なり地衣体が主に帯白灰色でない
本種と異なり初生菌糸が知られている
本種と異なり4つの化学型が知られている
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される