2015年11月21日 (仮訳)Porpoloma aranzadiiはMycena duraのシノニムである: クヌギタケ属アカバシメジ亜節についての補論 Olariaga, I., Pérez-de-Gregorio, MÀ. & Arrillaga, P., 2015. Porpoloma aranzadii is a synonym of Mycena dura further notes in Mycena sect. Calodontes. Cryptogamie, Mycologie. Available at: http://www.bioone.org/doi/full/10.7872/crym/v36.iss3.2015.253 [Accessed November 20, 2015]. 【R3-02398】2015/11/21投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ Porpoloma aranzadiiについてタイプ標本を含む再検討を行い、本種がMycena duraのシノニムであることを結論付けた。 P. aranzadiiは襞実質がデキストリノイドであることや菌糸体の菌糸の形態などからクヌギタケ属アカバシメジ亜節に含まれることが示唆され、分子系統解析でもその位置づけが支持された。 また、森林に発生し、傘が褐色であることなどで特徴づけられるM. pura f. brunneaを検討し、種に昇格させた。 (新組み合わせ) Mycena brunnea (E. Ludw.) Olariaga, Pérez-De-Greg. & Arrillaga 旧名:Mycena pura f. brunnea E. Ludw. 【よく似た種との区別】 Mycena dura 傘が暗褐色で特に紫色を帯びない ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり森林ではなく草地に発生する 本種と異なり子実体が群生するのではなく束生~叢生する 本種と異なり強いダイコン臭を欠く ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Mycena dura Maas Geest. & Hauskn. ※Porpoloma aranzadiiを本種のシノニムとした。 【よく似た種との区別】 Mycena brunnea 傘が暗褐色で特に紫色を帯びない ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり草地ではなく森林に発生する 本種と異なり子実体が束生~叢生するのではなく群生する 本種と異なり強いダイコン臭を有する ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Mycena rosea(サクライロタケ) ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される