(仮訳)アルゼンチン新産の稀産種、Marasmiellus volvatus
Niveiro, N. et al., 2015. Primer registro de Marasmiellus volvatus (Marasmiaceae: Agaricomycetes) en Argentina, una especie poco conocida. Revista Mexicana de Biodiversidad. Available at: http://linkinghub.elsevier.com/retrieve/pii/S1870345315000561 [Accessed May 21, 2017].
【R3-04044】2017/05/22投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

アルゼンチン、ミシオネス州からMarasmiellus volvatusをアルゼンチン新産種として報告した(南限の報告)。
本種は子実体が白色、傘に溝線を有し、襞に連絡脈を欠き、柄の基部につぼを有することなどで特徴づけられた。
また、MarasmiellusCandidi節の検索表を掲載した。

(アルゼンチン新産種)

Marasmiellus volvatus Singer
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Marasmiellus coliobasis
同じCandidi節に含まれる
新熱帯に分布する
傘が白色
傘に溝線を有する
柄の基部につば状の構造を有する
本種と異なり襞に連絡脈を有する
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なりシスチジアを有する
Marasmiellus albofuscus
本種と異なり柄の基部につば状の構造を欠く
Marasmiellus subnigricans
本種と異なり柄の基部につば状の構造を欠く
Marasimelus helminthocystis
アマゾンに分布する
肉眼的形態が非常に類似している
本種と異なり柄の基部につば状の構造を欠く
本種と異なり傘シスチジアを有する
Marasmiellus albuscorticis
本種と異なり北半球温帯に広く分布する
本種と異なり傘中央部が黄色または桃色を帯びる
本種と異なり傘に溝線を有するのではなく有するかまたは欠く
本種と異なり柄の基部につば状の構造を欠く
Marasmiellus cubensis
ベネズエラに分布する
柄の基部につば状の構造を有する
担子胞子が大型
本種と異なりCandidi節ではなくTricolores節に含まれる
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり傘表皮に明瞭なラメアレス構造を有する