2019年6月21日 (仮訳)トウヒ属植物のエンドファイトである新種Diaporthe maritimaによる抗真菌および抗昆虫代謝産物の産生 Tanney, JB. et al., 2016. Production of antifungal and antiinsectan metabolites by the Picea endophyte Diaporthe maritima sp. nov. Fungal Biology. Available at: https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1878614616300496 [Accessed June 21, 2019] 【R3-06330】2019/6/21投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ カナダ、ニューブランズウィック州の森林においてトウヒ属樹木の針葉からエンドファイトとして分離された菌を検討し、Diaporthe maritimaとして新種記載した。 本種はDiaporthe eres複合種に含まれ、ITS、Apn2、EF1-α、およびTUB遺伝子に基づく分子系統解析で独自の系統を形成した。 本種の粗液体培養抽出物は強力な抗真菌活性を示し、3種のジヒドロピロン類(ホモプソリドA-C)およびα-ピロンが同定された。 Canada, New Brunswick, Alma, Fundy National Park, Dickson’s Falls (新種) Diaporthe maritima J.B. Tanney 語源…海の(ファンディ湾の海岸で頻繁に分離・採集されたことから) 【よく似た種との区別】 Diaporthe bicincta α分生子のサイズが類似している APN2、TUB、ITS、EF1-α、APN2+TUB+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と分生子柄のサイズが異なる 本種とα分生子のサイズが異なる 本種と異なりβ分生子を形成しない APN2、TUB、ITS、EF1-α、APN2+TUB+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Diaporthe celastrina α分生子のサイズが類似している APN2、TUB、ITS、EF1-α、APN2+TUB+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と分生子柄のサイズが異なる 本種とα分生子のサイズが異なる 本種と異なりβ分生子を形成しない APN2、TUB、ITS、EF1-α、APN2+TUB+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Diaporthe conorum 同じトウヒ属植物を宿主とする 本種よりα分生子のサイズが小さい 本種よりβ分生子のサイズが小さい 本種と異なりβ分生子が直線状~鉤状ではなく馬蹄形 Diaporthe occulta 同じトウヒ属植物を宿主とする 本種よりα分生子のサイズが小さい 本種よりβ分生子のサイズが小さい