(仮訳)侵略的外来種のスイカズラの葉に斑点を生じる菌、Pseudocercospora lonicerigena
de Miranda, BEC. et al., 2014. Pseudocercospora lonicerigena a leaf spot fungus on the invasive weed Lonicera japonica. Australasian Plant Pathology. Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s13313-014-0275-x [Accessed October 15, 2016].
【R3-03387】2016/10/16投稿

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3行まとめ

ブラジルにおける侵略的外来種のスイカズラの葉に斑点を引き起こす病原菌、Pseudocercospora lonicerigenaを検討した。
本種は北米から記載された種であるが、ブラジルからの報告は初となった。
接種試験の結果から、本種のスイカズラに対する病原性があまり高くないことが示唆された。

(ブラジル新産種)

Pseudocercospora lonicerigena U. Braun & Crous
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Pseudocercospora lonicericola
同じスイカズラ属植物を宿主とする
宿主表面の菌糸体が分枝する
宿主表面の菌糸の幅の範囲が重なる
分生子柄が淡オリーブ褐色~帯オリーブ褐色
分生子がほぼ無色~ごく淡いオリーブ色
EF1-αに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり宿主表面の菌糸体が褐色ではなく淡オリーブ色
本種と異なり子座を欠く
本種より分生子柄が長い
本種より分生子の最大長が長い
本種と異なり分生子が類円筒形で頂部が丸い~類尖形、基部が截断状~倒円錐状截断形ではなく倒棍棒状円筒形で頂部がやや鈍頭、基部が類截断状~倒円錐状截断形
本種と異なり分生子の隔壁数が2-6あるいは3-9ではなく3-11
EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Pseudocercospora lonicerae
同じスイカズラ属植物を宿主とする
子座を形成する
分生子が針状
本種と異なり北米、ブラジルなどではなく中国における分布のみが知られている
本種より子座のサイズが大きい
本種より分生子柄のサイズが大きい
本種と異なり分生子柄がごく淡色~帯オリーブ褐色ではなく淡オリーブ褐色
本種より分生子のサイズが大きい
本種と異なり分生子がほぼ無色~ごく淡い帯オリーブ色ではなく淡オリーブ色~オリーブ色
本種と異なり分生子が類円筒形で頂部が丸い~類尖形、基部が截断状~倒円錐状截断形ではなく針状~円筒形、頂部が鈍頭で基部が截断状
本種と異なり分生子の隔壁数が2-6あるいは3-9ではなく3-10
Pseudocercospora natalensis
EF1-αに基づく分子系統解析で近縁
EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Mycosphaerella fori
EF1-αに基づく分子系統解析で近縁
EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される