(仮訳)中国においてLysidice rhodostegiaに生じた新種Pseudocercospora lysidices
Zhai, F. et al., 2018. Pseudocercospora lysidices sp. nov. on Lysidice rhodostegia from China. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2018/00000132/00000004/art00007 [Accessed July 4, 2019] 【R3-06371】2019/7/4投稿

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3行まとめ

中国広東省においてLysidice rhodostegiaに生じた菌を検討し、Pseudocercospora lysidicesとして新種記載した。
本種は形態が類似すると考えられたことからCercospora lathyriと誤同定され、Pseudocercospora 属に転属されていた。
本種は同じジャケツイバラ亜科の植物を宿主とする種とは分生子柄の形態や分生子のサイズ、形状などが異なっていた。
中国広東省広州市

(新種)

Pseudocercospora lysidices Y.L. Guo & F.Y. Zhai
語源…Lysidice属の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Pseudocercospora caesalpiniae
同じジャケツイバラ亜科の植物を宿主とする
葉の病斑が角形~不規則形
“caespituli”を葉の両面に生じる
分生子柄のサイズが小さい
本種と異なり菌糸体を宿主内部ではなく外部に生じる
本種と異なり子座を欠くこともある
本種より子座のサイズが小さい
本種と異なり分生子柄が束生ではなく単生する
本種と異なり分生子が円筒状倒棍棒形ではなく針状~狭倒棍棒形
Pseudocercospora caesalpinigena
同じジャケツイバラ亜科の植物を宿主とする
葉に病斑を生じる
本種と異なり葉の病斑が不明瞭
本種と異なり子座を欠く
本種より分生子柄のサイズが大きい
本種と異なり分生子が円筒状倒棍棒形ではなく円筒形
Pseudocercospora caesalpiniicola
同じジャケツイバラ亜科の植物を宿主とする
葉に病斑を生じる
子座が大型
本種と異なり葉の病斑が不明瞭
本種と異なり葉の両面ではなく下面に分生子果を生じる
本種と異なりシンネマを形成する
本種より分生子柄のサイズが大きい
本種より分生子のサイズが大きい
Pseudocercospora guanicensis
同じジャケツイバラ亜科の植物を宿主とする
葉に病斑を生じる
子座が小型
分生子柄が密な束状をなす
本種と異なり葉の病斑が類円形、角形~不規則形ではなく円形~類円形
本種より子座のサイズが大きい
本種より分生子のサイズがずっと大きい
本種と異なり分生子柄が淡い帯オリーブ色ではなく帯オリーブ褐色
本種より分生子のサイズが大きい
本種と異なり分生子が円筒状倒棍棒形ではなく倒棍棒形~倒棍棒状円筒形