(仮訳)中国においてネズミモチの葉に斑点病を引き起こす新種Pseudocercospora rizhaoensis
Liu, Y. et al., 2022. Pseudocercospora rizhaoensis sp. nov. Causing Leaf Spot Disease of Ligustrum japonicum in China. Diversity. Available at: https://www.mdpi.com/1424-2818/14/11/990 [Accessed December 2, 2022] 【R3-10113】2022/12/2投稿

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3行まとめ

中国山東省においてネズミモチの葉に生じた病斑から分離された菌を検討し、Pseudocercospora rizhaoensisとして新種記載した。
本種は分生子柄が束をなし、分生子の脱離痕が暗色で僅かに厚壁であることなどで特徴づけられた。
接種試験により本種の宿主に対する病原性を確かめた。
中国山東省日照市北京路

(新種)

Pseudocercospora rizhaoensis Yun Liu
語源…日照産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Pseudocercospora eupatoriella
分生子の形態が類似している
ITS+nrLSU+act+rpb2+tef1に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりイボタノキ属ではなくヒマワリヒヨドリ属植物などを宿主とする
ITS+nrLSU+act+rpb2+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Pseudocercospora ginkgoana
ITS+nrLSU+act+rpb2+tef1に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりイボタノキ属ではなくイチョウ属植物などを宿主とする
本種より分生子の幅が狭い
ITS+nrLSU+act+rpb2+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Pseudocercospora ligustri
中国に分布する
同じネズミモチを宿主とする
本種と異なり米国における分布が知られている
本種より分生子柄の幅が広い
ITS、acttef1の塩基配列が異なる