(仮訳)インドネシアのエノキグサ属植物に寄生するうどんこ病菌の新種、Pseudoidium javanicum
Meeboon, J., Hidayat, I. & Takamatsu, S., 2013. Pseudoidium javanicum, a new species of powdery mildew on Acalypha spp. from Indonesia. Mycoscience. Available at: http://www.cabdirect.org/abstracts/20133197076.html [Accessed February 28, 2014].
【R3-00445】2014/02/28投稿

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3行まとめ

インドネシアでエノキグサ属植物の数種に発生したうどんこ病菌を、Pseudoidium javanicumとして新種記載した。
形態および分子系統解析の結果に基づき、本種は他のウドンコカビ科菌類と明瞭に区別された。
分子系統解析で、本種はErysiphe属クレードに含まれたが、いずれの種とも配列類似度が低く、系統的位置は明らかにならなかった。

※本論文のエラッタが公開されている(系統樹の学名の間違い)

Cibodas Botanical Garden, Bogor, West Java Province, Indonesia

(新種)

Pseudoidium javanicum Meeboon & S. Takam.
語源…ジャワの
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Erysiphe acalyphae
アジアに分布する
エノキグサ属植物を宿主とする
Pseudoidium属アナモルフを持つ
本種と異なりインドネシアから知られていない
本種と発生する宿主の種が異なっている
本種より分生子柄が長い
本種と異なり、”foot cell”が0-2個の連続する細胞の1-3倍長いという特徴を持たない
Erysiphe jatrophae
エノキグサ属植物を宿主とする
Pseudoidium属アナモルフを持つ
本種と異なりインドネシアではなく南アフリカに分布する
本種より分生子のサイズが大きい