(仮訳)中国産の白色の胞子を有する新属新種、Pseudolepiota zangmui
Ge, Z-W. & Yang, Z-L. 2017. Pseudolepiota zangmui gen. et sp. nov. (Agaricaceae, Basidiomycota), a new white-spored mushroom from China. Phytotaxa. Available at: https://biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.312.2.7 [Accessed May 26, 2019] 【R3-06254】2019/5/26投稿

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3行まとめ

中国雲南省のブナ科亜熱帯林で採集された菌を検討し、新属新種Pseudolepiota zangmuiとして記載した。
本種は襞が白色、柄が羊毛状の帯状の鱗片に覆われ、担子胞子がデキストリノイドで発芽孔を欠き、菌糸にクランプを欠くことなどで特徴づけられた。
本種は分子系統解析でHymenagaricus属と姉妹群を形成したが、同属は担子胞子の色や傘表皮の構造などが異なっていた。
中国雲南省シーサンパンナ・タイ族自治州大渡崗

(新種)

Pseudolepiota zangmui Z.W. Ge
語源…(属名)偽のLepiota属/(種小名)故臧穆教授に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Hymenagaricus taiwanensis
子実体の形態が類似している
菌糸にクランプを欠く
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり襞が白色ではなく帯桃色~暗褐色
本種と異なり柄表面に帯状の羊毛状鱗片を有するという特徴を欠く
本種と異なり担子胞子が無色~帯緑白色ではなく暗褐色
本種と異なり傘表皮が僅かに錯綜した円筒形の菌糸からなる”subcutis”ではなく子実層状被
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される