(仮訳)Agaricus pes-capraeに対する新属Pseudoporpoloma
Vizzini, A. et al., 2016. Pseudoporpoloma, a new genus for Agaricus pes-caprae (Agaricales, Tricholomataceae). Phytotaxa. Available at: https://biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.243.3.5 [Accessed February 10, 2019] 【R3-05937】2019/2/10投稿

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3行まとめ

従来キシメジ属あるいはPorpoloma属に置かれてきたAgaricus pes-capraeに対して新属Pseudoporpolomaを提唱した。
本属は子実体がキシメジ型で傘が円筒形、放射状繊維紋を有し、担子胞子がアミロイドであることなどで特徴づけられた。
分子系統解析で本属はPseudotricholoma属およびキシメジ属に近縁であった。

(新組み合わせ)

Pseudoporpoloma pes-caprae (Fr.) Vizzini & Consiglio
旧名:Tricholoma pes-caprae (Fr.) Quél.、Porpoloma pes-caprae (Fr.) Singer
語源…(属名)偽のPorpoloma
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Cuphophyllus fornicatus
生息環境がしばしば同一
形態的に類似している(混同のおそれがある)
本種と異なり子実体がキシメジ型ではなくヌメリガサ型
本種と異なり子実体に穀粉臭を欠く
本種と異なり担子胞子がアミロイドではなく非アミロイド