(仮訳)菌寄生性の不完全糸状菌の属、Pseudovirgaria
Braun, U. et al., 2011. Pseudovirgaria, a fungicolous hyphomycete genus. IMA Fungus. …. Available at: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3317363/ [Accessed August 4, 2014].
【R3-00973】2014/08/05投稿

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3行まとめ

Rhinotrichum griseumが近年記載されたPseudovirgaria hyperparasiticaに類似していることを示し、同種かどうかを検討した。
オーストリア産のR. griseumについて形態学的検討および分子系統解析を行い、本種がP. hyperparasiticaと別種であると結論付けた。
新組み合わせPseudovirgaria griseaを提唱し、本種のエピタイプを指定した。
Austria: Steiermark (Styria): Graz city, Mariatrost distr., Leechwald, close to the area of the hospital ‘Landeskrankenhaus’

(新組み合わせ)

Pseudovirgaria grisea (Sacc.) U. Braun, Crous & Scheuer
旧名:Rhinotrichum griseum Sacc.
※本種のエピタイプを指定した。
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Pseudovirgaria hyperparasitica
分生子のサイズが類似している
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりヨーロッパではなく韓国に分布する
本種と異なり宿主胞子堆上のコロニーが黄褐色・淡い帯灰褐色・帯灰褐色などではなくさび色~肉桂色に近い
本種ほど分生子が顕著に不等辺になる傾向がない
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される