(仮訳)南オーストラリア州・カンガルー島産の新種Psoroglaena halmaturina
McCarthya, P. & Kantvilasb, G., 2013. Psoroglaena halmaturina sp. nov. (lichenised Ascomycota, Verrucariaceae) from Kangaroo Island, South Australia. Journal of the Adelaide Botanic Gardens … Available at: http://www.environment.sa.gov.au/files/6e00cf82-c2ad-4d43-8283-a1af00c6dc41/jabg-26-mccarthy-kantvilas-gen.pdf [Accessed March 9, 2014].
【R3-00481】2014/03/09投稿

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3行まとめ

南オーストラリア州のカンガルー島で、樹皮に発生した地衣をPsoroglaena halmaturinaとして新種記載した。
本種は地衣体が不明瞭な帯緑色の粒状~鱗片状で、ツブゴケ属に似た帯黒色の子器を形成することなどで特徴づけられた。
また、オーストラリア産のムキミゴケ属および近縁のツブゴケ属、Phylloblastia属を含めた検索表を掲載した。
South Australia, Kangaroo Island: Dudley East, Moffatt Road

(新種)

Psoroglaena halmaturina P.M.McCarthy & Kantvilas
語源…尻尾で跳ねる(かつてカンガルーにあてられたHalmaturusの属名、あるいはカンガルー島産のカンガルーの亜種名、Hibbertia platyphylla ssp. halmaturinaより)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Agonimia tristicula(ツブゴケ)
オーストラリアに分布する
子器の形態が類似している
本種と異なり樹皮ではなく土壌またはコケに発生する
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
本種と異なり子嚢胞子が長楕円状紡錘形ではなく楕円形
本種と異なり子嚢胞子の隔壁が横隔壁ではなく石垣状隔壁
Agonimia opuntiella
オーストラリアに分布する
樹皮生地衣である
子器の形態が類似している
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
本種と異なり子嚢胞子が長楕円状紡錘形ではなく楕円形
本種と異なり子嚢胞子の隔壁が横隔壁ではなく石垣状隔壁
Psoroglaena cubensis
オーストラリアに分布する
樹皮生地衣である
本種と異なり子器が帯黒色ではなく淡橙褐色
本種と異なり子嚢胞子の隔壁が横隔壁ではなく石垣状隔壁
Psoroglaena perminuta
オーストラリアに分布する
本種と異なり樹皮生地衣ではなく葉上地衣である
本種と異なり子嚢胞子が(5-)7隔壁ではなく常に3隔壁
Psoroglaena laevigata
子器が暗色
本種と異なりオーストラリアではなくコスタリカに分布する
本種と異なり樹皮生地衣ではなく葉上地衣である
本種より子器のサイズが小さい
本種と異なり盤状の裂芽を持つ
本種より子嚢胞子が短い
本種と異なり子嚢胞子が(5-)7隔壁ではなく3-5隔壁