(仮訳)イラン産のイネ科植物を宿主とするさび菌の新種、Puccinia taeniatheri
Abbasi, M. 2021. Puccinia taeniatheri a new graminicolous rust species from Iran. Journal of Crop Protection. Available at: https://jcp.modares.ac.ir/files/jcp/user_files_749497/puccinia-A-10-37299-3-55ee618.pdf [Accessed April 6, 2021] 【R3-08298】2021/4/6投稿

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3行まとめ

イランにおいてTaeniatherum asperumに生じたさび菌の一種を検討し、Puccinia taeniatheriとして新種記載した。
本種は夏胞子が無色または帯黄色で最大15の発芽孔を散在し、冬胞子の柄付着部の隔壁が褐色で、ITS領域に基づく分子系統解析で独自の系統を形成した。
Taeniatherum属植物を宿主とするPuccinia属菌の検索表を掲載した。
Iran, Golestan prov., Golestan national park, Dasht towards Ghezghaleh

(新種)

Puccinia taeniatheri M. Abbasi & Hedjar.
語源…Taeniatherum属の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Puccinia hordei
イランに分布する
同じTaeniatherum属植物を宿主とする
形態的に類似している(当初この種に同定されていた)
冬胞子堆が覆われる
夏胞子表面に発芽孔が散在する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりオオムギ属植物が宿主として知られている
本種と異なり夏胞子の発芽孔の数が10-15ではなく7-10
本種と異なり単細胞の冬胞子が稀ではなく豊富
本種と異なり冬胞子の上部細胞の壁が頂部にかけて厚くなる
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される