(仮訳)Lactuca undulataに”white blister rust”病を引き起こす新種Pustula lactucae
Mirzaee, MR. et al., 2021. Pustula lactucae sp. nov. (Albuginales, Oomycota), a new species causing white blister rust disease on Lactuca undulata. Czech Mycology. Available at: http://www.czechmycology.org/_cmo/CM73203.pdf [Accessed October 31, 2021] 【R3-08920】2021/10/31投稿

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3行まとめ

イラン、南ホラーサーン州の半乾燥地域においてLactuca undulataに発生した”white blister rust”病を検討した。
SEM観察を含む形態学的検討および分子系統解析の結果を基に、病原菌をPustula lactucaeとして新種記載した。
これはイランにおけるL. undulataの病原菌の初報告となった。
Iran, South Khorasan Province, village of Mohammadieh near the town of Birjand

(新種)

Pustula lactucae Mirzaee
語源…アキノノゲシ属の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Pustula obtusata
イランに分布する
同じキク科植物を宿主とする
cox2遺伝子に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりアキノノゲシ属ではなくバラモンジン属植物などを宿主とする
本種より卵胞子のサイズが小さい
本種より卵胞子の装飾が規則的に配列する突起状である
本種と異なり一次胞子嚢壁がSEM下で網目模様をあらわすのではなく歯牙状構造を有する
cox2遺伝子に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Pustula junggarensis
cox2遺伝子に基づく分子系統解析で近縁
本種より二次胞子嚢のサイズが大きい
本種より卵胞子のサイズが小さい
cox2遺伝子に基づく分子系統解析で明瞭に区別される