(仮訳)台湾産の新種、Pyrgillus mammosus
Sugimoto, M. & Ohmura, Y. 2022. Pyrgillus mammosus (Pyrenulaceae, lichenized Ascomycota), a new species from Taiwan. Taiwania. Available at: https://taiwania.ntu.edu.tw/abstract.php?type=abstract&id=1838 [Accessed May 7, 2022] 【R3-09484】2022/5/7投稿

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3行まとめ

台湾南投県で採集された樹皮生痂状地衣の一種を検討し、Pyrgillus mammosusとして新種記載した。
本種は子器が大型で半球形~円錐形、地衣体がK+赤色であり、未同定のテルペノイドを含むことなどで特徴づけられた。
本種は髄層に黄色色素を含み、地衣体がUV+黄色であったが、それらに対応するTLCスポットは検出されなかった。
台湾南投県渓頭

(新種)

Pyrgillus mammosus Mi. Sugim. & Y. Ohmura
語源…大きな乳房の(子器の形状から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Pyrgillus tibellii
アジアに分布する
形態的に類似している(当初この種に同定された)
子嚢胞子のサイズの範囲が同一
地衣体がUV+黄色
マザエジウムのKに対する呈色反応がほぼ同一
マザエジウムがUV陰性
本種と異なり台湾ではなくインドなどに分布する
本種と異なり地衣体がK+赤色ではなくK陰性
本種より子器のサイズが小さい
本種と異なりマザエジウムがK+濃赤色ではなくK+帯赤紫色
本種と地衣成分が異なる
Pyrgillus rufus
地衣体がUV+黄色
本種と異なり台湾ではなくブラジルなどに分布する
本種と異なりマザエジウムがK+濃赤色ではなくK+橙色
本種と異なりマザエジウムがUV陰性ではなくUV+赤色