(仮訳)独特な胞子壁構造を有するグロムス綱の新種、Racocetra intraornata
Goto, BT. et al., 2009. Racocetra intraornata, a new species in the Glomeromycetes with a unique spore wall structure. Mycotaxon. Available at: https://doi.org/10.5248/109.483 [Accessed November 18, 2018] 【R3-05686】2018/11/18投稿

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3行まとめ

ブラジル、カーチンガおよび大西洋岸において分離されたアーバスキュラー菌根菌の一種を検討し、Racocetra intraornataとして新種記載した。
本種は胞子が黄色~橙黄色で、胞子壁の内層および外層がそれぞれ3層からなり、胞子壁外層の内面に顕著な装飾を有することなどで特徴づけられた。
本種はこの独特な装飾によりラコセトラ科の全種と区別されたが、Gigaspora属の胞子との進化的類似性が推察された。
Caatinga biome, National Park of ‘Vale do Catimbau’ (Municipality of Buique), Pernambuco State, Brazil

(新種)

Racocetra intraornata B.T. Goto & Oehl
語源…内側の装飾の(胞子壁外層内面の性状から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Dentiscutata nigra
胞子壁外層に二重の装飾を有する
本種より胞子のサイズが大きい
本種より胞子が暗色
本種と胞子壁外層の装飾の形態が異なる
Dentiscutata reticulata
胞子壁外層に二重の装飾を有する
本種より胞子のサイズが大きい
本種より胞子が暗色
本種と胞子壁外層の装飾の形態が異なる
Dentiscutata biornata
胞子壁外層に二重の装飾を有する
本種より胞子のサイズが大きい
本種より胞子が暗色
本種と胞子壁外層の装飾の形態が異なる