2018年9月25日 (仮訳)韓国においてナラに生息するPlatypus koryoensisと関係を持つ新種、Raffaelea quercus-mongolicae Kim, K-H. et al., 2009. Raffaelea quercus-mongolicae sp. nov. associated with Platypus koryoensis on oak in Korea. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2009/00000110/00000001/art00023 [Accessed September 25, 2018]. 【R3-05523】2018/9/25投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 韓国において養菌性キクイムシPlatypus koryoensisの感染を受け枯死したコナラ属樹木から分離された菌を検討し、Raffaelea quercus-mongolicaeとして新種記載した。 本種は日本におけるナラ枯れの原因菌、R. quercivoraと系統的に近縁であり、形態的にも類似していた。 一方、両種の宿主範囲、関係を持つ甲虫の種、分生子のサイズ、ITSおよびβ-チューブリンの塩基配列などは顕著に異なっていた。 韓国京畿道抱川市光陵実験林 (新種) Raffaelea quercus-mongolicae K.H. Kim, Y.J. Choi & H.D. Shin 語源…モンゴリナラの 【よく似た種との区別】 Raffaelea quercivora コナラを宿主とする 同じPlatypus属甲虫と関係を持つ シンネマを形成しない コロニーの生長が速い 気生菌糸を豊富に形成する nrSSU、ITS、β-チューブリンに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり韓国ではなく日本および東南アジアなどに分布する 本種と異なりミズナラが宿主として知られている 本種と異なりPlatypus koryoensisではなくカシノナガキクイムシなどを宿主とする 本種より分生子のサイズが小さい ITS、β-チューブリンに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Raffaelea montetyi シンネマを形成しない コロニーの生長が速い 気生菌糸を豊富に形成する 本種より分生子のサイズが大きい 本種と異なり分生子の離脱部位に不明瞭なアネレーションを有するという特徴を欠く