2021年8月30日 (仮訳)フンタマカビ目のアナモルフ菌の新属、Ramophialophora Calduch, M. et al., 2004. Ramophialophora, a new anamorphic genus of Sordariales. Studies in Mycology. Available at: https://www.studiesinmycology.org/sim/Sim50/009-Ramophialophora,_a_new_anamorphic_genus_of_Sordariales.pdf [Accessed August 30, 2021] 【R3-08736】2021/8/30投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ スペイン、アストゥリアス州において森林土壌から分離されたアナモルフ菌の一種を検討し、Ramophialophora vesiculosaとして記載した。 本種は分生子柄が直立して分枝し、末端が頂嚢となり、モノまたはポリフィアライドにカラレットを有し、分生子が褐色球形であることなどで特徴づけられた。 本種は分子系統解析でフンタマカビ目クレードに含まれた。 Spain, Asturias Province, Muniellos Integral Biological Reserve (新種) Ramophialophora vesiculosa M. Calduch, Stchigel, Gené & Guarro 語源…(属名)枝のPhialophora属(分生子形成細胞が類似することから)/(種小名)頂嚢の 【よく似た種との区別】 Phialophora spp. 形態的に類似している(当初この属に同定された) 分生子形成様式がフィアロ型 分生子形成細胞が節間生または末端生 分生子形成細胞に顕著なカラレットを有する 分生子が粘性の集まりをなす 分生子が無隔壁 本種と異なり分生子柄が直立および分枝するという特徴を欠く 本種と異なり分生子柄に不稔の頂嚢を有するという特徴を欠く Phialophora cyclaminis 分生子形成細胞の形態が類似している 分生子の形態が類似している 本種と異なり分生子が褐色ではなく無色 Phialophora japonica 分生子形成細胞の形態が類似している 分生子の形態が類似している 本種と異なり分生子が褐色ではなく淡オリーブ色~オリーブ色 Phialophora richardsiae 分生子形成細胞の形態が類似している 分生子の形態が類似している ITS1+5.8Sに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり分生子に2型を有する 本種と異なり分生子が褐色ではなく無色または暗色 本種と異なり分生子が球形ではなく球形または楕円形 ITS1+5.8Sに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Podospora austrohemisphaerica 分生子形成細胞の形態が類似している 分生子の形態が類似している ITS1+5.8Sに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり有性世代が知られている 本種と異なりフィアライドが栄養菌糸の短い側枝から不規則あるいは輪生状に生じる 本種と異なり分生子が褐色ではなく無色(集まると帯褐色) 本種と異なり分生子がin vitroで発芽しない ITS1+5.8Sに基づく分子系統解析で明瞭に区別される