(仮訳)新種Ramularia gratiolae
Braun, U. & Scheuer, C. 2008. Ramularia gratiolae sp. nov. (Hyphomycetes). Fritschiana. Available at: https://www.researchgate.net/publication/242372477_Ramularia_gratiolae_sp_nov_Hyphomycetes [Accessed October 28, 2018] 【R3-05622】2018/10/28投稿

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3行まとめ

オーストリア、グラーツの植物園においてGratiola officinalisの葉に見出された菌を検討し、Ramularia gratiolaeとして新種記載した。
本種は宿主の葉に病変を引き起こしたが、真の斑点を欠き、葉の下面に不明瞭な分生子柄の叢を形成した。
本種は菌糸体が内在性または部分的に表在性で、分生子が鎖生し、長い円筒形で、隔壁を欠くことなどで特徴づけられた。
Austria, Styria (Steiermark), Graz, distr. Geidorf, Botanical Garden of the Karl-Franzens-University

(新種)

Ramularia gratiolae U. Braun & Scheuer
語源…オオアブノメ属の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Ramularia obducens
同じゴマノハグサ科植物を宿主とする
宿主の葉に斑点を形成しない
分生子が単細胞
本種と異なりオーストリアではなくアジアなどに分布する
本種と異なりオオアブノメ属ではなくシオガマギク属植物などを宿主とする
本種より分生子柄がずっと長い
本種より分生子の幅が広い
本種と異なり分生子が類円筒状紡錘形~円筒形ではなく楕円状紡錘形
Ramularia obducens var. filiformis
本種より分生子柄がずっと長い
Ramularia chamaedryos
ヨーロッパに分布する
同じゴマノハグサ科植物を宿主とする
本種と異なりオオアブノメ属ではなくクワガタソウ属植物などを宿主とする
本種より分生子柄がずっと長い
本種より分生子のサイズが小さい
本種と異なり分生子が類円筒状紡錘形~円筒形ではなく卵状楕円形
Ramularia bartsiae
ヨーロッパに分布する
本種と異なり北米などにおける分布が知られている
本種と異なりGratiola officinalisではなくBartsia alpinaなどを宿主とする
本種より分生子が短い
本種より分生子の幅が広い
本種と異なり分生子が類円筒状紡錘形~円筒形ではなく広倒卵状~楕円形