2020年5月27日 （仮訳）チェコ、フルビー・イェセニーク山地の上昇ボグに生じた大型菌類の稀産種 Vašutová, M., Dvořák, D. & Beran, M. 2013. Rare macromycetes from raised bogs in the Hrubý Jeseník Mts. (Czech Republic). Czech Mycology. Available at: https://www.muni.cz/en/research/publications/1372558 [Accessed May 27, 2020] 【R3-07355】2020/5/27投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ チェコ、フルビー・イェセニーク山地の上昇ボグに生じた大型菌類を調査し、複数の稀産種を見出した。 そのうちOmphaliaster borealisをチェコ新産種として報告した。 また、Ascocoryne turficolaをモラヴィア新産種として報告した。 （チェコ新産種） Omphaliaster borealis (M. Lange & Skifte) Lamoure 【よく似た種との区別】 Arrhenia onisca 同所的に分布する（チェコ） 同時に発生することがある 生息環境が類似している 形態的に類似している（混同のおそれがある） 本種より子実体の形状が細長い 本種と異なり傘表面のほぼ中央まで顕著な半透明条線が延びる 本種より襞が垂生する 本種と異なり柄基部に白色の菌糸体を欠く 本種と異なり肉が厚い 本種と異なり子実体の味が弱い 本種と異なり子実体の臭いが弱い 本種と異なり担子胞子表面が刺状ではなく平滑 Omphaliaster asterosporus 本種と異なりボグではなく針葉樹林のコケ上などに生息する 本種より子実体の形状が細長い 本種より傘が淡色 本種と異なり傘表面に強い吸水性を有する 本種より傘表面の半透明条線が顕著である 本種より担子胞子のサイズが僅かに大きい 本種より担子胞子表面に多くの刺が見られる （その他掲載種） Galerina sphagnicola (G.F. Atk.) A.H. Sm. & Singer 【よく似た種との区別】 Galerina hybrida 肉眼的形態が類似している 本種より子実体ががっしりとしている Galerina sphagnorum（ミズゴケタケモドキ） 肉眼的形態が類似している 本種と異なり子実体が通常オリーブ色を帯びる Galerina cerina ミズゴケの上に生じることがある 形態的に類似している（同種の可能性が指摘されている） 本種より子実体の形状が細長い 本種より傘のサイズが小さい 本種より柄のサイズが小さい （その他掲載種） Clavaria argillacea var. sphagnicola Corner 【よく似た種との区別】 Clavaria argillacea（キアシセンコウタケ） 本変種と生息環境が異なる 本変種より子実体のサイズが小さい 本変種より子実体が濃色（本変種の方が鮮やかと記述する文献もある） 本変種ほど子実体の形状が細長くない 本変種ほど子実体の先端が尖らない 本変種より担子胞子の幅が狭い 本変種より担子胞子のQ値が大きい （フルビー・イェセニーク山地新産種） Ramariopsis subarctica Pilát （モラヴィア新産種） Ascocoryne turficola (Boud.) Korf